Yamanaka JAPAN、企業のWebサイト無料点検の受付を開始
AI会社台帳やAI実技測定を展開する株式会社Yamanaka JAPANは、2026年10月22日、企業のWebサイトを無料で点検する受付を始めた。10月21日夜にプログラミング言語「PHP」の緊急の脆弱性が公表されたことを受け、外部から確認できる範囲を調査し、改善すべき点を一覧にして提供する。対象は自社で管理しているWebサイトで、先着30社限定、10月31日までの受付となる。
PHPに緊急の脆弱性が公表、政府も速やかな対応を呼びかけ
開発元は10月21日、PHPに緊急の脆弱性2件(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)があると公表した。ログインを行わなくても、外部からサーバー上で任意のプログラムを実行されるおそれがある。W3Techsの調査によると、2026年10月22日時点でサーバー側の言語が判明しているWebサイトのうち、69.3%がPHPで稼働している。
同日午後10時前には、高市早苗首相と国家サイバー統括室がXで修正プログラムの速やかな適用を呼びかけた。投稿では、即時の適用が難しい場合はWebサイトを一時停止することも有効だとしている。修正版は約1時間後に公開された。なお、セキュリティ企業マクニカの集計(NHKが10月16日に報道)によると、2026年に入り不正アクセスによる個人情報の漏えいやそのおそれが公表された件数は、延べ1億6,500万人分を超えている。
自社サイトのPHPバージョン確認手順
PHPの利用状況は、サイトの管理画面から以下の手順で確認できる。
- PHPを使用しているか確認する。WordPressで構築されたサイトはPHPで動いているが、WixやSTUDIOなどで作成されたサイトは今回の対象外となる。
- レンタルサーバーの管理画面などにある「PHP設定」からバージョンを確認する。8.2.35/8.3.36/8.4.27/8.5.12より古い場合は更新が必要となる。
- バージョンが7.4、8.0、8.1だった場合は開発元のサポートが終了しているため、契約しているレンタルサーバー会社への問い合わせや新しいバージョンへの移行が求められる。
- すぐに更新できない場合は、被害を防ぐ手段としてサイトを一時的に停止することも挙げられている。
外部から確認できる7項目を診断
今回の点検では、管理画面を開けない企業や制作会社との契約が終了している企業などを想定し、ログインIDやパスワードを預からず、外部から見える範囲を調査する。調査対象はPHPのバージョン表示有無を含む以下の7項目となる。
- PHPのバージョン
- 証明書の期限
- ドメインの期限
- なりすましメール対策(DMARCなど)
- 管理画面の公開状況
- HTTPS
- 問い合わせフォームの送信
結果は、すぐに直したほうがいいもの(赤)、直したほうがいいもの(黄)、外部からは判定できないため社内確認が必要なもの(灰)の3色に分類して報告される。判定不能な項目について「安全です」といった表記は行われない。ログインの試行や実際の脆弱性の検証は実施せず、結果報告までが無料範囲となる。見つかった項目は制作会社へそのまま渡せる形式で記載され、別途作業を依頼する場合は有料対応となる。
株式会社Yamanaka JAPAN代表取締役の山中勇輝氏は、自社のサイトが何で動いているか即答できる経営者は少ないとし、「制作会社との契約終了や管理画面の見方が分からないといった相談が寄せられたことから本点検の受付を開始した」と背景を説明している。
株式会社Yamanaka JAPANの概要
- 代表者:代表取締役 山中勇輝
- 所在地:〒106-0031 東京都港区西麻布2-15-3
- 事業:企業の調査、コンサルティング、プロダクト開発、AI研修
- URL:https://yamanakajapan.com
- 無料点検受付ページ:https://yamanakajapan.com/tanaoroshi/
本記事は株式会社Yamanaka JAPANの発表をもとに作成。
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