キャディがWorkato Genieを導入 商談議事録の作成時間をゼロに短縮
Workato株式会社は2026年10月22日、製造業特化のバーティカルAIプラットフォームを提供するキャディ株式会社における「Workato Genie」の導入事例を公開しました。キャディはエージェント型AIを活用することで、カスタマーサクセス領域の業務変革を進めています。商談の議事録作成時間が約30分からゼロに短縮されたほか、関連Genieは月間で延べ数万件規模の会話や処理を担うまでに利用が拡大しています。

導入の背景とWorkato選定の理由
キャディのカスタマーサクセスチームでは、顧客をサクセスに導くプランニングへの時間確保を目指していたものの、議事録作成や情報収集、社内報告といった事務作業に多くの時間が割かれていました。約1年半にわたりCRMや専用ツールを活用していましたが、顧客接点のログ記録にとどまり、示唆を導き出す活用には至っていませんでした。データがCRMやクラウドDWHに分散し議事録も属人化しやすかったことから、従来ツールの契約更新を見据え、インサイト基盤をゼロベースで再設計することを決定しました。
選定にあたっては、現場の業務効率化ですでにWorkatoのレシピが多数本番稼働していたことや、Genieの研修を受けたタイミングが重なったこと、AIエージェントと既存システムの連携を一つのプラットフォームで完結できる点が決め手となりました。特に、グループ単位でアクセススコープを絞り該当エンドユーザーのみが利用できる「Workato Enterprise MCP」の認証の仕組みや、正式リリース前の新機能を先行活用できる「デザインパートナー」プログラムが評価されました。
Data MCPの構築と議事録生成Genieの改善
具体的な活用として、まずWorkatoのFDE(Forward Deployed Engineer)チームの支援のもと、CSデータをクラウドDWHに集約しました。自然言語での質問に対してDWH上の顧客データへSQLクエリを実行し、検索・集計結果を回答する最小構成のData MCPを約1.5か月で構築し、従来のCS管理ツールの代替可能性を確認しました。
また、商談議事録生成Genie「Reco」の構築と改善も実施しました。当初はJob Descriptionの肥大化による精度低下や処理エラーが頻発していたものの、WorkatoのGEARSフレームワークに沿ってナレッジベース活用型へ再設計したことで、意図しない出力をほぼなくすことに成功しました。ドキュメントを整えることでコードを書けない人でも処理の流れを理解できる保守運用体制も整えています。
今後の展望
キャディはすでに記録(System of Record)から洞察(System of Insight)への移行を実現しており、AIによる新指標は半年以上にわたりメンバー評価にも活用されています。次のフェーズとしては、顧客との対話内容を時系列で構造化し、評価軸に基づくアカウントプラン作成まで一気通貫で行う「System of Engagement」への発展を目指すとしており、今後は他部門への展開も見据えています。
発表企業について
Workato株式会社は、東京都千代田区に拠点を置き、代表取締役社長をAllan Tengが務めています。企業のデータとAIをつなぐ基盤を提供しており、世界12,000社以上の企業で利用されています。
- 事例詳細URL: https://www.workato.com/ja-JP/customers/caddi-2026
- Workato Webサイト: https://www.workato.com/ja-jp/
- 問い合わせ先(Workato株式会社マーケティング本部): mktg-japan@workato.com
本記事はWorkato株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



