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データクレシス、耐量子暗号対応DataClasys PQCを2026年12月発売へ

東京都千代田区に本社を置く株式会社データクレシス(代表取締役:曽我 祐二郎)は、耐量子計算機暗号(PQC:Post-Quantum Cryptography)に対応した耐量子データセキュリティソリューション「DataClasys PQC」を開発し、2026年12月より発売します。従来のDataClasysが備えるファイル単位の暗号化と利用権限管理を継承しながら、暗号鍵の保護や鍵確立に関わる暗号技術をPQC対応とした製品です。ステラアソシエ株式会社が2026年10月時点で日本製IRMの40商品を調査した結果によると、国産初のPQC対応IRM製品となります。

将来の暗号解読リスクやHNDL攻撃に備える開発背景

現在、通信や重要情報の保護に広く利用されているRSAや楕円曲線暗号(ECC)などの公開鍵暗号技術は、将来、十分な暗号解読能力を持つ量子コンピュータが実現した場合に安全性が失われるとされています。また、AIの進展によって量子コンピュータの実用化に向けた研究開発が加速する傾向も見られます。

こうしたなか、現在は解読できない暗号化データをあらかじめ窃取・保存し、将来の量子コンピュータで解読を試みる「Harvest Now, Decrypt Later(HNDL)」と呼ばれる攻撃手法が懸念されています。暗号化データは一度窃取されると後から保護し直すことができないため、長期間にわたり機密性を維持する必要がある情報に対しては、早期の対策が課題となっています。

株式会社データクレシスが2026年10月に実施した、経営層500人と情報セキュリティ・IT関係者500人の計1,000人を対象とする調査(実査委託先:楽天インサイト株式会社)では、PQCについて「知らない」と回答した人が50.0%に上りました。一方で、勤務先が保有する機密情報の最長保持期間について「5年以上10年未満」「10年以上」「期限を定めず」と回答した人は合計66.8%となり、長期保護の必要性に対して認知や対応の遅れが浮き彫りとなっています。

DataClasys PQCは、ファイル本体の暗号化にAES-256を使用し、暗号鍵の保護にはML-KEM-1024とECDH P-521を組み合わせたハイブリッド方式を採用しています。これにより、現在の不正利用リスクと将来の暗号解読リスクの双方に対応します。

主な特長は以下の通りです。

  • 暗号化後もファイルの拡張子やアイコンを変更せず、Microsoft OfficeやCADなどのWindowsアプリケーションを通常の操作感で利用可能
  • 利用者ごとに閲覧・編集などの権限を設定し、ファイルが組織外へ持ち出された場合でも権限のない第三者による利用を防止
  • 暗号鍵や利用権限をサーバで一元管理し、操作ログを取得
  • 既存のDataClasys V5.xからの移行構成を用意(既存ファイルが自動的にPQC対応へ変換されるものではなく、移行設計により段階的に移行)

新たなライセンス体系と先着100社限定プログラム

企業規模や導入方針に応じた選択ができるよう、従来の永続ライセンスに加えてサブスクリプションライセンスを新設します。

  • Subscription License Standard Edition: 1ユーザから導入可能な中小・中堅企業向けの基本構成
  • Subscription License Enterprise Edition: 100ユーザ分のライセンスと冗長化・AD連携等の主要機能を含む構成
  • Perpetual License(永続ライセンス): 1ユーザから導入可能で、必要な製品・オプションを組み合わせる永続利用型

いずれの体系もオンプレミス環境やプライベートクラウド環境でのクライアント・サーバ型です。サブスクリプションライセンスには契約期間中の製品保守が含まれ、永続ライセンスには初年度の製品保守が無償提供されます。

また、全社的な対応を支援するため、先着100社限定で「DataClasys PQC Unlimited Program」が提供されます。5年間の契約で年額1,200万円(税別)となり、対象となるサーバライセンス、ユーザライセンス、指定オプションを数量制限なく利用できる特別プログラムです(所定の条件があり、導入支援等の役務は含みません)。

発売スケジュールと問い合わせ窓口

DataClasys PQCの希望小売価格は2026年11月6日に公表される予定です。事前導入相談は2026年10月26日より受け付けを開始しています。

株式会社データクレシスの会社概要および問い合わせ窓口は以下の通りです。

  • 会社名:株式会社データクレシス
  • 代表者:代表取締役 曽我 祐二郎
  • 所在地:東京都千代田区
  • 事業内容:ファイル暗号化製品DataClasysの開発・販売
  • コーポレートWebサイト:https://www.dataclasys.co.jp/
  • DataClasys Webサイト:https://www.dataclasys.com/

導入相談窓口:

  • 株式会社データクレシス 営業本部
  • 電話番号:03-3861-2348
  • 電子メール:product@dataclasys.co.jp
  • 受付時間:平日 9時00分~18時00分(土日祝日および年末年始弊社休業日を除く)

本記事は株式会社データクレシスの発表をもとに作成されています。なお、文中の動向や背景情報として、内閣官房 国家サイバー統括室「政府機関等における耐量子計算機暗号(PQC)への移行について(中間とりまとめ)」(2025年11月20日)および日本経済新聞「『サイバー緊急事態』本部」(2026年10月20日、記事利用許諾番号:004961)が参照されています。

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