特定非営利活動法人の土屋真理奈代表理事が名古屋人間力大賞でグランプリ賞を受賞
特定非営利活動法人kimyo-na-manul奇妙なマヌル代表理事の土屋真理奈氏(24)が、2026年10月17日に開催された「名古屋人間力大賞2026」最終選考会において、2026年度NOYP(名古屋人間力大賞)グランプリ賞を受賞しました。

中学時代の不登校や19歳でのひきこもりを経験した土屋氏は、最終選考会での3分間のスピーチで、子どもが主役になる学びの場づくりと耕作放棄地のサトウキビ酒を通じた仕事づくりについて語りました。
地域課題に挑む若者を表彰する大会で受賞
「名古屋人間力大賞」は、地域社会の課題解決に挑む若者や学生を表彰する大会です。「人間力大賞は、表彰で終わらない。共創の始まりである」をコンセプトに掲げ、最終選考会では3分間のスピーチを審査員採点と来場者のリアルタイム投票によって評価します。
土屋氏は、一般部門のファイナリスト10名の中から「このまちのために、何ができるか。」と題したスピーチを行い、グランプリ賞に選ばれました。
- 大会名:名古屋人間力大賞2026 最終選考会・表彰式
- 主催:公益社団法人名古屋青年会議所(人間力向上委員会)
- 開催日:2026年10月17日(土)
- 会場:名古屋学院大学 名古屋キャンパス しろとりクラインホール(名古屋市熱田区)
- 受賞:2026年度NOYP(名古屋人間力大賞)グランプリ賞
自身の原体験から語った教育と社会づくりの構想
スピーチで土屋氏は「味わわなくていい経験も、ある」という自身の原体験から話を始めました。中学生で不登校を経験した後に19歳で再びひきこもりとなった経緯を振り返り、「社会に適応する力」ではなく「社会で幸せに生きる力」を育てる場として、2026年4月にNPO法人と学校を設立したことを説明しました。
さらに、自分らしさを取り戻した後の受け皿となる社会をつくるため、耕作放棄地で国産サトウキビを育ててサトウキビ酒として世界へ届ける取り組みにも言及しました。障がいのある人の平均工賃が月約2万円という現状に対し、しっかり稼げる仕事で挑む姿勢を示し、不登校や発達障害、ひきこもりという概念がなくなり、耕作放棄地や消滅可能性自治体という課題がなくなった愛知県の実現を志として語りました。
受賞にあたり土屋氏は「荒れた畑をサトウキビ畑に変え、生きづらさを抱える人が胸を張って稼げる仕事を、一緒につくっていきます」とコメントしています。
居場所づくりと事業化を進める2つの拠点
土屋氏が代表理事を務める特定非営利活動法人kimyo-na-manul奇妙なマヌルは、不登校・発達障害・ひきこもりなど生きづらさを抱える当事者の若者が主体の団体です。居場所づくり、人材育成、子育て相談などを手がけており、2024年4月23日に任意団体として発足後、2026年4月6日にNPO法人登記を行いました。昨年は年間300日以上、のべ1万人を超える子どもや若者と関わった実績を持ちます。
また、同団体は2026年4月7日に大府市で、小中高一貫・週5日・授業料無償のオルタナティブスクール『まぬるすこれ』を開校しました。校舎づくりのクラウドファンディングでは300万円超の支援を集めています。
これらに加え、南知多町の耕作放棄地で育てたサトウキビでサトウキビ酒をつくり、生きづらさを抱える人の仕事づくりを目指す株式会社知多壱の設立を準備しています。サトウキビの実験栽培を開始したほか、メンバーが同町に移住して築65年の空き家を購入し、1階を酒造場にするため改装を進めながら酒類製造免許の取得を目指しています。同社は2026年11月に設立予定で、現在は定款認証の手続き中です。
土屋氏は、株式会社知多壱の設立を機に、これまで用いていた活動名「安土真理奈」を本名の「土屋真理奈」に統一し、今後の活動をすべて本名で行うことを明らかにしました。
活動名の統一について土屋氏は「やっと、自分を受け入れられました。「安土」は、自分が嫌いで、違う誰かになりたくてつけた活動名です。その名前に別れを告げ、これからはありのままの自分、本名の土屋真理奈として、より一層励んでいきます」と述べています。
本記事は特定非営利活動法人kimyo-na-manul奇妙なマヌルの発表をもとに作成されています。
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