【チャンピオン決定】第7回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード、鹿児島・指宿の山川町漁業協同組合とASEANの政府間組織SEAFDEC/TDがチャンピオンに
第7回JSSAチャンピオン決定 山川町漁協と東南アジア漁業開発センター訓練部局
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ジャパン・サステナブルシーフード・アワード実行委員会は、東京ポートシティ竹芝 ポートホールで開催した「第7回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード(JSSA 2026)」の授賞式で、国内部門と新設されたアジア部門のチャンピオンを発表しました。
国内部門は鹿児島県指宿市の山川町漁業協同組合、アジア部門はASEANの政府間組織であるSEAFDEC/TD(東南アジア漁業開発センター訓練部局)がそれぞれ受賞しました。授賞式は「サステナブルシーフード・サミット2026(TSSS 2026)」初日に行われ、国内・アジア各3組の計6組のファイナリストがプレゼンテーションを行いました。


国内部門:山川町漁業協同組合によるアマモ場再生プロジェクト
国内部門のチャンピオンに選ばれた「指宿市 “山川の海のゆりかご” ブルーカーボンプロジェクト」は、鹿児島県指宿市山川で魚介類の産卵・育成の場となるアマモ場を再生する取り組みです。山川町漁業協同組合を中心に、種の採取からマットの製作・設置、環境教育までを実施しています。


これまでにアマモマット89本、計445平方メートルを設置し、藻場は約1,500平方メートルに拡大しました。2023年度には自然共生サイトに認定され、2025年度には1.4 t-CO₂のJブルークレジットの認証を受けています。2026年からは食害魚イスズミの行動調査を実施し、捕獲した魚を使った弁当の商品化を進めるなど、藻場保全と地域経済の両立を目指しています。
今年新設されたアジア部門では、SEAFDEC/TD(東南アジア漁業開発センター訓練部局)の「東南アジアにおけるIUU漁業の撲滅に向けた地域連携と各国の対策能力の強化」がチャンピオンに選ばれました。
同プロジェクトは日本信託基金(JTF)の支援のもと、ASEAN加盟各国と連携して2020年から2024年まで実施されました。違法・無報告・無規制(IUU)漁業の撲滅に向け、地域漁船情報データベース(RFVR)の活用や寄港国措置(PSM)を支える地域協力、電子ASEAN漁獲証明制度(eACDS)の開発・導入を推進しています。RFVRには5,370隻、28の主要データ項目が収録され、800人以上の漁業担当官が研修を受講しました。eACDSは開発途上ですが、ベトナムでは独自の電子トレーサビリティシステム構築に向けた導入が始まっています。
廃蛍光灯ガラスをアップサイクルしたトロフィーを授与
審査員を務めた一般社団法人バーチュデザイン 代表理事の吉高まり氏は、両団体について、海を守る取り組みを社会の仕組みへと発展させ具体的な成果を挙げている点が印象的だったと評価しました。
受賞した2組には、使用済み蛍光灯から水銀を安全に除去・回収したガラスを100%リサイクルして制作されたトロフィー(株式会社サワヤ・スタジオリライト制作)が贈られました。
- 応募期間:2026年4月17日(金)〜2026年7月10日(金)
- 選考期間:2026年7月21日(火)〜2026年9月下旬
- ファイナリスト発表:2026年9月29日(火)
- チャンピオン発表・授賞式:2026年10月21日(水)
- 会場:東京ポートシティ竹芝 ポートホール
- 主催:ジャパン・サステナブルシーフード・アワード実行委員会(ASCジャパン、一般社団法人 MSCジャパン、一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン、株式会社シーフードレガシー)
- 審査員:牧野 光琢(東京大学大気海洋研究所 教授 / 笹川平和財団海洋政策研究所 所長)、松本 哲(日本生活協同組合連合会 ブランド戦略本部 サステナビリティ戦略室)、吉高 まり(一般社団法人バーチュデザイン 代表理事)

本記事はジャパン・サステナブルシーフード・アワード実行委員会の発表をもとに作成しました。
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