B LabのCEOにピーター・ウィリアムズ氏が11月2日付で就任へ
国際認証制度「B Corporation™︎」(B Corp™︎)を運営する米国発の非営利団体B Labは、ピーター・ウィリアムズ氏をCEO(最高経営責任者)に任命しました。同氏は11月2日付で就任し、B Corp認証を推進するB Labのグローバル組織全体を統括する最高責任者を務めます。B Corpのムーブメントは20年を経て、105カ国、163の業種にわたり11,000社以上のB Corpを擁し、100万人以上の従業員を雇用する規模となっています。
新設されたグローバル統括トップへの起用
今回の任命は、B Labが統合されたグローバル組織へと進化を続け、グローバルな意義と地域での主体性を両立させながら世界的な課題に対応する態勢を整える中で行われました。ピーター・ウィリアムズ氏が担う役割は、全地域にわたる組織の活動を統括するために新設されたものです。
同組織では今年初め、改訂されたグローバル基準に基づいて初めて企業が認証を受けており、これはB Corp認証の歴史上、最も大規模な見直しとされています。B LabのBoard Chair(理事長)を務めるフランシーヌ・レモス氏は、ピーター・ウィリアムズ氏について着実でミッションを原動力とするリーダーであると評価し、コミュニティが結成以来最も厳格な基準を採用する中で次の段階へと導くにふさわしい人物であるとしています。
CEOに就任するピーター・ウィリアムズ氏は、企業や資本の在り方がもたらす影響を扱ってきたこれまでの経験を踏まえ、B Corpがそうした影響を根源から変えられることを示していると述べています。
国際的な非営利組織や助言業務での実績
ピーター・ウィリアムズ氏は、これまでのキャリアを通じてミッション重視の組織を主導してきました。2007年に住環境の改善を通じて健康増進を図る国際非営利団体「ARCHIVE Global」を設立して活動を10カ国に拡大したほか、人道支援を行う非営利団体「Article 25」のマネージング・ディレクターとして戦略の再構築を手掛けました。2019年からは、65年の歴史を持ち50カ国で活動してきた国際組織「国際農村復興研究所(IIRR)」の会長兼CEOを務めています。
また、世界銀行に対して経済復興計画や都市化に関する助言を行ったほか、ゲイツ財団、国連合同エイズ計画(UNAIDS)、欧州連合(EU)に対して経済開発、グローバルヘルス、社会イノベーションに関する助言を提供してきました。功績は『フォーブス』、『ファスト・カンパニー』、『エコーイング・グリーン』、『デベックス』などで取り上げられています。学歴面ではコロンビア大学とオックスフォード大学で修士号を取得し、ハーバード・ビジネス・スクールのアドバンスト・マネジメント・プログラムを修了しています。
経営陣の体制
ピーター・ウィリアムズ氏が加わるB Labの現在の経営陣メンバーは以下の通りです。
- チーフ・スタンダード・オフィサー:クレイ・ブラウン
- チーフ・テクノロジー&データ・オフィサー:マリウス・チンポエス
- チーフ・ピープル&オペレーションズ・オフィサー:エマ・シュネッド
- チーフ・インパクト&ムーブメント・オフィサー:マルセル・フカヤマ
B Labおよび認証制度の概要
B Labは、すべての人々、地域社会、地球の利益のために世界経済を変革することを目指す非営利団体です。企業向けの基準、方針、ツール、プログラムを策定し、社会的・環境的パフォーマンス、透明性、説明責任に関する基準を満たした企業を「B Corp」として認証しています。なお、B Labの公表情報では、コミュニティ全体の規模について105カ国、160の業界にまたがる11,000社以上のB Corpに130万人の従業員が参加しているとの集計値も示されています。

日本においては、日本支部である「B Market Builder Japan」が国内のB Corpと共に活動を展開し、世界とのつながり強化を進めています。

本記事はB Labの発表をもとに作成しました。
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