大分県が中堅・100億企業創出セミナー開催 約90名が集い成長支援策を提示
大分県は2026年10月7日(水)、県内の中小・中堅企業を対象としたセミナー「中堅・100億企業創出セミナー NEXT STAGE VISIONARY’S CLUB」を開催しました。会場には大分県内の経営者を中心とする約50社60名が参加し、関連機関やメディアを含めて総勢約90名が集まりました。先進企業の実践事例や国・県の支援施策の提示を通じ、地域経済をけん引する企業の創出に向けた機運を高める場となりました。

国の中小企業政策と地元企業の成長ストーリーを共有


セミナーの冒頭では大分県知事の佐藤樹一郎氏が挨拶を行いました。第1講座の基調講演では、経済産業省 中小企業庁次長の山本 和徳 氏が「100億企業創出に向けた施策の方向性」と題して登壇しました。山本氏はデフレ脱却と成長型経済への転換に向け、人手不足などを乗り越えるための「稼ぐ力」の強化を訴えたほか、「100億宣言」制度や「中小企業成長加速化補助金」などの支援策を説明しました。
続く第2講座では、中小企業庁次長 山本和徳氏と、柳井電機工業株式会社 代表取締役社長の柳井智雄氏による経営者対談が行われ、株式会社船井総合研究所 本部長の沓澤翔太氏がモデレーターを務めました。売上高100億円を誇る柳井電機工業の柳井社長が、売上至上主義に陥った際の失敗談や、紙の資料を50分の1にするオフィス改革を起点とした組織変革など、成長の裏側を語りました。



第3講座では、参加経営者同士が5名1組となってワークセッションを実施しました。「10年後にどうなりたいか(ビジョン)」や現在の課題をワークシートに記入してグループ内で意見交換を行い、自社の成長戦略の具体化に向けたアクション宣言をまとめました。

第4講座では、大分県 経営創造・金融課 課長の𠮷野亮氏が登壇し、県独自の支援施策を紹介しました。大分県融資制度による金融支援をはじめ、「地域牽引企業創出事業」の中堅・100億企業創出枠や、「デジタル&AIイノベーションブリッジ(DAIB)」を通じた先進プロジェクト創出支援など、成長ステージに応じた伴走支援の仕組みを解説しました。セミナーの最後には、大分県 商工観光労働部長の小田切未来氏がクロージングの挨拶を行いました。


参加者の8割以上が満足と回答、挑戦意欲の向上も

セミナー後に実施された参加者アンケート(有効回答数:57件/回収率93.4%)によると、イベント全体の満足度は「満足(29名)」「やや満足(18名)」を合わせて82.5%となりました。プログラム別では経営者対談が96.4%、基調講演が89.5%、ワークセッションが84.2%の評価を得ています。また、100億企業への挑戦意欲については、87.8%が「高まった(27名)」「やや高まった(23名)」と回答しました。
今後さらに深く意見交換したい、または学びたいテーマ(複数回答)としては、以下の項目が上位に挙がりました。
- 1位:「人材採用・人材育成・組織づくり」32件
- 2位:「省力化・生産性向上、DX・AI活用による経営改革」28件
- 3位(同率):「新規事業開発・第二の柱づくり」21件
- 3位(同率):「M&A・アライアンスによる事業拡大」21件
本記事は大分県(作成:株式会社船井総合研究所)の発表をもとに作成しました。
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