SHINING 3D、3DスキャナーFreeScan Trak ProW+発表
SHINING 3Dは、大型ワークの計測に対応するワイヤレス3Dダイナミックトラッキング&スキャニングシステム「FreeScan Trak ProW+」を発表した。従来モデルであるFreeScan Trak ProWの後継機で、広いトラッキング範囲とマーカーレススキャンに対応している。ケーブルに接続せずに移動しながら計測できる設計により、製造現場における計測・検査ワークフローの効率化を支援する。
FreeScan Trak ProW+は、最大8.6 mのトラッキング距離に対応し、1台のトラッカーで最大156 m³のトラッキング範囲をカバーできる。1カ所から広範囲をカバー可能とすることで、大型対象物をスキャンする際にトラッカーの設置位置を変更するリープフロッグ作業を減らし、計測効率の向上とワークフローの簡素化を図る。


マーカーレススキャンに対応し、最大760万点/秒のスキャン速度を実現している。レーザーモードには93本のクロスレーザーライン、25本の平行レーザーライン、1本のレーザーラインを搭載した。これにより、高速スキャンから複雑な形状や手の届きにくい箇所の詳細な計測まで、幅広い用途への対応を可能にしている。
完全ワイヤレス設計とVPG技術による精度確保

本体にはコンピューティング機能とワイヤレス通信機能が内蔵されており、ケーブルを接続することなくスキャンからデータ処理までが行える。リアルタイムでデータを処理しながら安定した通信を維持できるほか、本体のディスプレイで主要なデバイス情報をその場で確認できる。
また、SHINING 3D独自の特許取得済みVPG(ビデオフォトグラメトリー)技術を搭載している。ビデオ撮影とキャリブレーションロッドを組み合わせることで、コード付きマーカーを使用せずにマーカーをリアルタイムで検証可能とした。これによりセットアップの手間を軽減し、広範囲にわたって安定した計測精度を確保する。
複数台連携やプローブ対応による柔軟な計測

スキャンが難しい箇所やスキャンできない形状に対しては、FreeProbeシリーズと組み合わせることでワイヤレスかつポータブルなプロービングソリューションを提供する。ダイナミックトラッキングにより、計測中もワークやプローブ、トラッカーを自由に移動させることが可能で、複数のプローブチップを使い分けることで製造現場での検査に柔軟に対応する。
さらに、極めて大型の対象物を計測する場合には、複数台のFreeScan Trak ProW+を連携させて計測範囲を広げ、対象物全体をカバーするスキャンにも対応できるとしている。
SHINING 3Dの概要
SHINING 3Dは2004年に設立され、工業用計測、フルフィールド検査、3Dモデリング、リバースエンジニアリング、デジタル歯科などの分野に向けて高精度3Dスキャナーの研究開発および製造を行っている。
- 拠点:ドイツ、米国、日本、スペイン、中国
- 提供先:100か国以上
本記事はSHINING 3Dの発表をもとに作成。
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