27卒留学生の約8割が選考で企業印象に変化 ASIA Linkが意識調査
外国人留学生専門の人材紹介会社である株式会社ASIA Linkは、就職活動を経験した27卒外国人留学生を対象に実施した、選考プロセスで企業の印象が変わった要因についての意識調査結果を発表した。調査によると、約8割の留学生が選考途中で企業の印象が変わった経験があると回答している。好印象につながる要因としては「丁寧な対応」や「明確な説明」が挙がった一方、悪印象を与える要因には社風の硬さや外国人社員のロールモデルの不在などが示された。
選考途中で企業の印象が変わった留学生は約8割

企業の印象が変わった経験を尋ねたところ、「良くなったことがある」(41%)、「良くなったことも、悪くなったことも両方ある」(36%)、「悪くなったことがある」(4%)、「印象が変わったことはない」(19%)という結果になった。


印象が良くなった経験を持つ留学生(77%)が、印象が悪くなった経験を持つ留学生(40%)の約2倍となり、全体的には印象が良くなった経験が多い傾向がみられる。
好印象の要因は「丁寧な対応」と「明確な説明」
企業への印象が良くなった要因としては、「外国人であること(または日本語が上手ではないこと)に関わらず、社員が丁寧に対応してくれた」(38件)が最多となった。次いで「求められるスキルや仕事内容、キャリアの選択肢などの説明が明確で分かりやすかった」(35件)、「連絡が丁寧で親切だった」(30件)、「WEB面接だったが、距離感を感じさせない温かいコミュニケーションができた」(24件)、「企業の課題やネガティブな情報(離職率など)も隠さずオープンに話してくれた」(21件)が続いた。
これらは分類すると、丁寧な対応(計68件)、説明内容の明確さ・透明性(計66件)、コミュニケーションの質(24件)に分けられる。
悪印象の要因には社風の硬さや外国人社員の活躍環境
一方で、企業への印象が悪くなった要因では、「社員同士の雰囲気が硬く、上下関係が厳しそうな社風だと感じた」(12件)が最も多かった。続いて「外国人社員の活躍の様子を聞く機会や、外国人社員と直接話す機会がなかった」(11件)、「WEB面接で、コミュニケーションに距離感を感じた」(11件)、「面接候補日の提示や選考結果の連絡が遅かった」(10件)、「外国人であること(または日本語が上手ではないこと)に対して、見下すような態度・言葉があった」(9件)が挙げられている。
分類別では、「社風・コミュニケーションの質」(計23件)、「外国人の活躍事例・受入れの意識や環境」(計20件)、「選考プロセスでの対応」(計10件)となった。

好印象を与える加点要因と悪印象を与える減点要因は単純な反転関係にはなく、選考過程で丁寧に対応しても、職場の硬い雰囲気や受入れ環境の未整備を感じると印象が悪化する可能性があることがうかがえる。
調査の概要
- 調査期間:2026年9月1日~2026年9月30日
- 調査機関(調査主体):株式会社ASIA Link
- 調査対象:2026年4月~2027年3月卒業予定の留学生
- サンプリング条件:ASIA Linkに登録している27卒留学生で日本での就職活動を経験した方、最終学歴が大学、大学院(修士・博士)、高等専門学校、専門学校の方
- 有効回答数:75名
- 調査方法:Web上のアンケートフォームのリンクをメール送信
本記事は株式会社ASIA Linkの発表をもとに作成されています。

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