最低賃金高騰時代のパート採用–時給で勝てない中小企業の「時給以外」の戦い方を公開。
時給競争によらないパート採用の実測データ分析をShakeが公開
CATEGORY: ビジネス
株式会社Shakeは、運営する求人媒体の運用代行サービス「HRShaker」において、時給競争によらないパート・アルバイト採用の実測データ分析を公開しました。2026年10月からの最低賃金引き上げ適用を前に、支援実績をもとにした採用事例の分析結果をまとめたものです。
最低賃金引き上げに伴う時給差別化の課題


パート採用の求人一覧で求職者が最初に見るのは時給ですが、最低賃金の引き上げが続いた結果、地域内の時給は狭いレンジに収れんしつつあると指摘されています。時給は相場に載せることが必須である一方、差別化の武器としては機能しにくくなっている状況があります。とりわけ地方の中小企業にとっては人件費への影響が大きい反面、全社の時給が横並びに近づく傾向も見られます。
時給以外で応募を集めた製造業の実例

分析では、北陸の製造業(ランドセル等の製造・検品パート)における事例が紹介されています。同社は時給競争をせずに、9ヶ月で105応募、求人表示約25.4万回、CTR6.4%を記録しました。
応募獲得に寄与した訴求として、以下の4点が挙げられています。
- 環境の事実「冷暖房完備」:工場勤務の身体的不安に応える内容をタイトルに設定。原稿5,578本中、空調に触れた原稿は2%であったため差別化につながったとしています。
- 実績の数字「有休消化率100%」:制度としての「有休あり」ではなく、消化率の実績を数字で明記しました。
- 時間の具体「8:10〜17:10/8:30〜16:30/9:00〜16:00」:「応相談」ではなく、実際に働ける3パターンを提示しました。
- 製品の福利厚生「自社製品(ランドセル)の贈呈」:ターゲットである子育て層に合わせた訴求を行いました。
これらの施策はいずれも新たな人件費を発生させず、社内にある事実を活用したものとしています。
企業の強みを求人原稿へ反映する支援
最低賃金が全国加重平均1,176円に上がる中、HRShakerでは空調などの職場環境や有休消化率、シフトの柔軟さといった事実をヒアリングによって洗い出し、数字として求人に反映しています。改定後の地域相場を踏まえた条件確認や、Indeed・Airワーク採用管理での効果測定をもとにした改善を行っています。
調査概要
- 分析主体:HRShaker(株式会社Shake)
- 分析対象:当社が採用支援を行う中小企業107社の運用データ(求人原稿5,578本、うちパート求人1,116本。本実例:求人表示約25.4万回・応募105件/9ヶ月)
- データ期間:2025年5月〜2026年8月
- 注記:応募数はWeb経由の応募のみを計上(電話応募等は含まない)。実例企業は特定を避けるため業種・地域のみ記載。数値は小数第2位を四捨五入
株式会社Shakeの概要
西野集が代表取締役を務める株式会社Shakeは、富山県富山市上袋599−1および東京都目黒区青葉台2-17-11 202の2拠点を展開し、中小企業向け採用支援サービス「HRShaker」の運営などを行っています。
- 会社名:株式会社Shake
- 所在地:富山県富山市上袋599−1/東京都目黒区青葉台2-17-11 202
- 代表者:西野集
- 事業内容:中小企業向け採用支援サービス「HRShaker」の運営
- 会社URL:https://shakeinc.co.jp/
本記事は株式会社Shakeの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



