積水ハウスがケミカンSDS管理を導入 化学物質管理や法改正対応を効率化
株式会社ケミカンは、同社が提供するSDS管理プラットフォーム「ケミカンSDS管理」が積水ハウス株式会社に導入されたことを明らかにした。施工現場で使用するSDS(安全データシート)のデータベース化により、化学物質管理業務の一元化や最新法令チェックの効率化を図る。積水ハウスでは、法改正への対応負担を軽減するとともに、データに基づく安全対策の強化に役立てられている。
手作業によるSDS確認からの脱却と一元管理の実現
積水ハウスの施工現場で使用する数百件のSDSは、これまで紙やPDFで保管されており、担当者がモニター上で1件ずつ手作業により読み込んで確認していた。主要な150件ほどのSDSを確認するだけでも1か月以上を要し、全件を人の手で把握することが難しいため、使用頻度の高い製品に絞って確認せざるを得ない実情があった。
ケミカンSDS管理の導入により、SDSをデータベース化し、組織共通の環境での一元管理を実現した。あわせて、一定期間が経過したSDSを自動的に可視化する機能を通じて、更新状況の把握や最新版への差し替えをスムーズに行える体制を整えている。
増え続ける規制区分への自動判定と安全対策の推進
近年は法改正に伴い、がん原性物質や濃度基準値設定物質、皮膚等障害化学物質などの新たな規制区分が加わり、自社製品の該当有無を判定するスクリーニング作業が大きな負担となっていた。適用法令欄の更新が追いつかず、成分情報から自ら調査するケースもあった。
ケミカンSDS管理は、国内外50以上の最新法令の規制対象物質リストをデータベース化しており、法改正の時期に合わせて該当するSDSを自動的に検出する。チェックリスト機能の活用により、出荷材の約8割に皮膚等障害化学物質が含まれることも判明し、現場への保護具着用の徹底といった確実な安全対策につなげている。

従来のリスクアセスメント業務では、対象物質の情報整理や現場への周知に工数を要していたほか、製品選定を担う開発部門への働きかけにおいて、根拠に基づく仕組みづくりが課題となっていた。
同プラットフォームでは、リスクアセスメントに必要な情報を「CREATE-SIMPLE」の指定形式でダイレクトにダウンロードできる。データという根拠をもとに現場や開発部門への働きかけが行いやすくなり、組織全体での安全意識向上が期待されている。積水ハウスの施工管理部 施工安全管理グループでグループリーダーを務める真鍋氏は、現場に何を伝えるべきかが明確になり、その認識が部内にとどまらず開発部門にも伝わるようになったことを大きな変化と感じているとしている。
両社の概要
- 株式会社ケミカン
- 設立:2015年4月
- 代表者:代表取締役 清水 俊博
- 資本金:3.5億円
- 所在地:〒104-0045 東京都中央区築地3-7-1
- コーポレートサイト:https://chemican.co.jp/
- 積水ハウス株式会社
- 設立:1960年8月1日
- 代表者:代表取締役兼CEO 社長執行役員 仲井 嘉浩
- 所在地:大阪市北区大淀中一丁目1番88号 梅田スカイビル タワーイースト
- コーポレートサイト:https://www.sekisuihouse.co.jp
本記事は株式会社ケミカンの発表をもとに作成。
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