リクエストが業務改善や育成向け図解資料を無料公開 問いのつくり方を解説
組織行動科学®の研究や教育開発を行うリクエスト株式会社は、図解資料「実現したい状態のイメージが異なると、必要だと思う問いも変わる。」を無料で公開しました。管理職や仕事を教える人、部門を越えた改善に関わる人などを対象としています。資料はA4横・全8ページのPDF形式で、引継ぎや会議、育成、業務改善などの具体例をもとに、目指す姿の確かめ方や問いのつくり方をまとめています。
描く状態の違いと問いの関係

本資料では、共通の言葉を使っていても思い描く仕事の姿が一致しているとは限らない点に着目しています。例えば「会議をよくする」という言葉に対し、「意見や懸念が出そろっている状態」を思い描く場合は「まだ話せていない気がかりはありますか」という問いが必要とされる一方、「試す案と担当・期限が決まっている状態」を思い描く場合は「誰が、いつまでに、どこまで試しますか」という問いが求められます。資料ではこうした違いを説明用の架空例を用いて示し、相手の問いから思い描いている場面を確かめる手がかりとしています。
具体例を見比べる対話の手順
経験のない仕事について実現したい状態を説明することが難しい場面に対し、最近の仕事を一件選び、二つの具体的な姿を見比べる方法を提示しています。引継ぎの例では、「資料の内容を一通り伝えた姿」と「次の担当者が通常の依頼を進め、迷ったら相談できる姿」を示し、「こちらに近い」「両方が必要」などの選択肢から対話を始める手順を解説しています。誰が、どの場面で、何をできる状態を目指すのかを具体化し、認識の違いが見つかった際には依頼する側が描いていた姿も見直します。

現状との違いから問いをつくり試行する流れ
次の担当者が仕事を進められる状態を目指す際、「資料を渡した」という事実に加え、実際の依頼で資料を選べるかといった点を確認します。資料には、目指す姿、現在分かっていること、相手への問いを対応させた例が収録されています。また、誰とどの仕事をどこまで試すかを決め、実際に進んだ点や止まった点、追加の負担を確認したうえで、目指す姿や必要な支援、次に確かめる問いを更新していく手順を説明しています。進まない場合は情報や時間、権限、相談しやすさなども確かめる対象となります。
関連研究の紹介と資料の概要
資料内では、問題の捉え方や問いを考える手がかりとして、専門家と初学者による問題の捉え方を扱ったChiらの研究(1981年)や、個別指導における問いを分析したGraesserとPersonの研究(1994年)も紹介されています。
資料の概要は以下の通りです。
- 資料名:実現したい状態のイメージが異なると、必要だと思う問いも変わる。
- 形式:PDF/A4横/全8ページ/無料
- 対象:管理職、仕事を教える人、部門を越えた改善に関わる人など、相手と仕事を進める方
- 内容:描く状態と問いの関係/会議・引継ぎ・育成・業務改善の架空例/具体例を見比べる方法/現在との違いから問いをつくる対応表/一件で試す手順/研究との接点
- 発行:リクエスト株式会社




東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4Fに本社を置くリクエスト株式会社(代表取締役:甲畑智康)は、980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、「成果につながる方法を、本人が使える仕事へ。」を軸として、組織行動科学®の研究・教育開発と実践支援に取り組んでいます。
本記事はリクエスト株式会社の発表をもとに作成しました。

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