ヒューマンネットワーク、鳥インフルを温泉水技術で不活化 英誌に論文掲載へ
千葉県佐倉市の株式会社ヒューマンネットワークは、防疫技術「Hatano-RCMF」と福島県・中ノ沢温泉の強酸性湧水を融合させ、高病原性鳥インフルエンザウイルスを1分間で完全不活化させることに成功した。代表取締役を務める86歳の波田野 辰雄氏が30年の研究の末に導き出した成果であり、論文は学術誌「Nature」の姉妹誌「Scientific Reports」に掲載され、2026年10月20日に世界へ一般公開される予定となっている。
温泉水と独自技術の融合による不活化メカニズム

今回の研究では、天然の温泉資源が有する酸とミネラルの特性に着目したアプローチが取られた。福島県・中ノ沢温泉の強酸性湧水が持つpH2.1という極限の酸性環境に対し、独自の流体・ろ過制御システムである最先端防疫技術「Hatano-RCMF」を組み合わせている。

これにより、温泉水に含まれる豊富な硫黄成分や金属イオンがウイルスの表面(エンベロープ)やタンパク質へ効率的に作用する仕組みが構築された。実験では、混合から1分間で99.99%以上のウイルスを完全に不活化させる効果が実証されており、塩酸をはじめとする単なる酸性水を上回る相乗効果が科学的に確認されている。
殺処分に依存しない環境防疫アプローチ

世界各地で猛威を振るう高病原性鳥インフルエンザは、養鶏産業や野生鳥類の生態系に深刻な影響を与え続けている。これまでの主な対策は、ウイルスが発生した養鶏場の鳥をすべて殺処分するという手段に限られており、経済面や精神面において重大な被害を伴っていた。

同社は、命を奪うことなく持続可能な養鶏業と食の安全を守るため、化学薬品のみに依存しない安全かつ強力な新しい環境防疫アプローチの確立を目指して研究開発を進めてきたとしている。
今後の展望と社会実装への取り組み
今回の成果について同社は、鳥インフルエンザ対策を発生後の殺処分から天然資源を活用した事前の水際防疫へと転換する取り組みと位置づけている。今後は、国内外の養鶏場における靴底消毒や車両消毒、周辺環境への散布、排水処理システムなどへの社会実装を目指す方針だ。あわせて、毎年10月20日の「世界ニワトリ記念日」を通じて命を守る大切さを啓発していくとしている。
発表論文および問い合わせ先
公表された論文の詳細は以下の通りである。
- 雑誌名:Scientific Reports
- 論文タイトル:Hatano-RCMFと天然の強酸性温泉水の組み合わせによる高病原性鳥インフル エンザウイルス(H5N1)の不活化
- DOI:10.1038/s41598-026-68623-2
本件に関する問い合わせ窓口などの情報は以下の通り。
- 会社名:株式会社ヒューマンネットワーク
- 論文著者・代表取締役:波田野 辰雄
- 広報担当主任:浅井 充男
- 住所:郵便番号:285-0864 千葉県佐倉市稲荷台2-5-5
- 電話番号:043-462-9331
- FAX番号:043-462-6372
- メールアドレス:human@human-network.co.jp
- URL:https://www.human-hatano-rcmf.com
本記事は株式会社ヒューマンネットワークの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



