Dellows News

東京エシカルジン『LAST』のエシカル・スピリッツ、国際認証「B Corp(TM)」を取得

エシカル・スピリッツが国際認証B Corp取得 AMJ Capitalから資金調達も CATEGORY: ビジネス

クラフトジンの製造を手がけるエシカル・スピリッツ株式会社は、2026年7月に社会や環境に配慮した企業に与えられる国際認証「B Corp™」を取得しました。認証の対象には事業全体に加え、シグニチャーブランドである東京エシカルジン『LAST』のコンセプトも含まれています。あわせて同社は、米国サンフランシスコを拠点とする投資会社AMJ Capitalをリード投資家とする資金調達を実施し、第1回クロージングを完了したことを明らかにしました。

蒸留酒業界におけるB Corp認証の取得

B Corp認証は、米国発の非営利団体B Labが運営する国際認証です。企業活動が社会や環境に与える影響について、「ガバナンス」「従業員」「コミュニティ」「環境」「顧客」の5分野から総合的に評価されます(※1)。約200問からなる評価(B Impact Assessment)と第三者による検証を経て授与される仕組みで、世界で1万社以上、日本国内では107社、海外の蒸留酒メーカーでは49社が取得しています(※2)。

エシカル・スピリッツは、国内外の認証企業とともに、インクルーシブで公平、リジェネラティブな経済の実現に向けて蒸留酒業界からムーブメントを広げていくとしています。

※1 当社の審査時点の情報です。2026年3月より導入された新基準については、B Labのウェブサイトをご確認ください。 ※2 2026年9月時点、B Corp公式ディレクトリより

審査で評価された環境・循環型モデルの取り組み

審査では、創業以来続けてきた「未利用の副産物を再生する事業」そのものが、環境分野の「インパクト・ビジネスモデル」として認定されました。同社の自社製品は売上の100%を未活用素材を活用したアップサイクル製品が占めています。また、一般的な原料アルコールだけでなく自社蒸留のエシカル原酒を一部に使用することで製造工程のCO2排出量削減にも取り組んでおり、過去に第三者算定を行った製品では1本あたり約21%の削減効果が確認されています(※3)。

さらに、有害廃棄物排出ゼロや包材への100%リサイクル可能素材の使用、排水の水質管理といった資源循環の取り組みに加え、2021年に取得した食品安全マネジメントシステムの国際規格「ISO 22000」に基づく管理体制が運用面で評価されました。エネルギー面では、2025年9月から東京リバーサイド蒸溜所と蔵前オフィスにおいて株式会社UPDATERの「みんな電力」を導入し、使用電力を100%再生可能エネルギーへ切り替えたことで、2026年1月から9月までに14,028kgのCO2排出量を削減した実績も確認されています(※4)。

※3 『LAST ELEGANT』の旧レシピ(当時の商品名『LAST EPISODE 0 -ELEGANT-』)を対象とした、Earth hacks株式会社「デカボスコア」による算定(2022年12月計測)。原料アルコール由来のジン667gCO2eに対し、酒粕をアップサイクルしたジンは523gCO2e。現行品の数値ではありません ※4 CO2削減量は株式会社UPDATERによる算定で、環境省・経済産業省公表の「電気事業者別排出係数(令和4年度実績)」における旧一般電気事業者の標準メニュー係数を用いて算出

資金調達と今後の展望

調達した資金をもとに、同社は東京エシカルジン『LAST』の国内外での展開と経営チームの強化を進める予定です。代表取締役CEOの小野力氏は、今回の挑戦について事業そのものが人と地球に良い影響をもたらしているかを国際基準で問い直す機会だったとし、「認証はゴールではなく、スタートです。これからも、固定観念にとらわれず、あらゆる素材や人の可能性を引き出し、信頼される会社を目指して歩みを進めてまいります」とコメントしています。

今後は、東京リバーサイド蒸溜所のオフィシャルストアやコーポレートサイト、公式オンラインショップ等で認証について発信するほか、国内外のB Corp認証企業との協業も進める方針です。

  • 所在地:〒111-0051 東京都台東区蔵前3-9-3-4F
  • 代表者:代表取締役CEO 小野力
  • 創業:2020年
  • 事業内容:酒類(スピリッツ)の企画・製造および販売
  • 取得免許:スピリッツ製造
  • コーポレートサイト:https://ethicalspirits.jp/

本記事はエシカル・スピリッツ株式会社の発表をもとに作成しました。

アクセスランキング

今日

1週間