GPTは公式サイト、Geminiは比較サイトを参照。StoryHub、527ブランド・2万件超のAI回答を分析した「AIO分析レポート vol.1」を無料登録特典として提供
StoryHubがAIO分析レポート発表、AIで挙がるブランドや参照先に大きな違い
CATEGORY: テクノロジー
StoryHub株式会社は、AIOツール「StoryHubインサイト」β版の観測データをもとにした「AIO分析レポート vol.1」を発表しました。55カテゴリー・527ブランドについて、商品やサービスが必要になる相談シーンごとにGPTとGeminiへ質問し、2万件超の回答を分析したところ、AIによって参照する情報源や挙げるブランドが大きく異なることが明らかになりました。


AIごとに異なる参照元と検索行動の傾向

AIがWebを検索して回答する際に引用したページを調べたところ、GPTは約6割が企業の商品・サービスページだったのに対し、Geminiは約7割が比較・ランキング記事でした。

検索の仕方にも違いが見られ、GPTは検索語の約7割に「公式」を含めて企業サイトでブランドを確かめていた一方、Geminiは検索語の半数以上に「おすすめ」を含め、マイベストや価格.comのような比較・レビューサイトから候補を探していました。この結果から、AIに選ばれるためには公式サイトでの正確な情報発信と比較・レビューの場での言及の両方が重要であると考えられます。

回答の再現性とAI間の一致率における差異
同じAIに同じ質問を再度投げかけた場合、回答に挙がるブランドの約3割が入れ替わりました。最初に挙がるブランドについても、GPTが検索して答えるケースではほぼ2回に1回変化し、同じ相談を別の言い回しで質問した場合は入れ替わりが4割を超えています。
また、同じ質問に対してGPTとGeminiが最初に挙げたブランドが一致したのは約4割でした。モデルの知識だけで回答する場合、527ブランドのうち約4割で2つのAIが挙げる割合に差が生じています。なお、AIが自社サービスを優遇する傾向は見られず、「生成AI」について質問した際にはGeminiも自社のGemini(73%)よりChatGPT(94%)を多く挙げる結果となりました。
Web検索の有無によるブランド想起への影響
AIがWebを検索して答える場合とモデルの知識だけで答える場合を比較すると、同じ質問でも挙がるブランドに違いが確認されました。モデルの知識だけで回答した際によく挙がる定番ブランドであっても、Web検索を伴う回答では挙がる割合が低下しています。
一方、Geminiにおいては、検索を行わない状態ではほとんど挙がらないブランドが、検索を伴うことでやや挙がりやすくなりました。カテゴリー別の傾向として、コンビニに関する相談シーンでは「駅での乗り換えの合間」にNewDays(96%)、「ご褒美スイーツ」にローソン(92%)、「会社の昼ごはん」にセブン‐イレブン(89%)が最初に挙がるなど、場面に応じた違いも見られます。
調査概要と会社概要
調査概要は以下の通りです。
- 対象:55カテゴリー・527ブランド、相談シーン(CEP)449件、質問文1,397件
- 対象AI:GPT(OpenAI GPT-6 Luna)、Gemini(Google Gemini 3.5 Flash-Lite)。APIを通じて、Webを検索して答える場合と、モデルの知識だけで答える場合をそれぞれ計測
- 計測日:2026年10月19日(全質問文を4回ずつ計測)
- 回答数:約2万件
- 留意事項:カテゴリー、比較するブランド、相談シーン、質問文は、AIを使って設計した初期設定。APIを通じた計測のため、ChatGPTやGeminiのアプリでの回答とは異なる場合がある。数値は計測時点のもので、AIの更新などにより変わることがある。
本調査を実施したStoryHub株式会社は、東京都港区虎ノ門一丁目10番5号 KDX虎ノ門一丁目ビル11階に本社を置き、代表取締役CEOを田島将太氏が務めるスタートアップです。同社は2026年10月5日にβ版を公開したAIOツール「StoryHubインサイト」を提供しています。
本記事はStoryHub株式会社の発表をもとに作成されました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



