万物の黎明共著者のウェングロウ氏が来日へ 京都と東京でシンポジウム開催
世界的なベストセラーとなった人文書『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』の共著者である考古学者デヴィッド・ウェングロウ氏が来日し、京都と東京でシンポジウムや研究セミナーが開催されます。イベントはいずれも入場無料で通訳がつき、古代社会や人類史をめぐる議論が展開される予定です。

『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』は、人類学者デヴィッド・グレーバー氏と考古学者デヴィッド・ウェングロウ氏による人文書です。「狩猟採集=平等、農耕・都市化=国家と不平等の誕生」という従来の決定論的な人類史観を根本から覆し、古代の人々が自ら政治体制や社会システムを柔軟に選択して多様な実験を行っていた「人間の自由の歴史」を、最新の考古学・人類学の知見を基に解き明かしています。英米でベストセラーを記録し、主要紙で大絶賛を獲得しました。

日本では「紀伊國屋じんぶん大賞2024」で5位を獲得し、定価5,500円でありながらすでに3万部を販売しています。また、『グレーバー+ウェングロウ『万物の黎明』を読む』(河出書房)、『考古学の黎明』(光文社新書)という関連書もヒットを記録しました。さらに、デヴィッド・ウェングロウ著、酒井隆史・小茄子川歩訳『文明論 古代近東と西洋の未来』(以文社刊)も11月13日に発売されます。
京都と東京で開催される来日イベント概要
イベントは京都大学稲盛財団記念館と東京文化財研究所の2会場で予定されています。
京都大学稲盛財団記念館(京大)
- 2026年11月14日(土)シンポジウム:11:00 – 18:30
- 2026年11月15日(日)研究セミナー:13:00 – 18:30
- 会場席数:200
- オンライン参加あり
東京文化財研究所(上野)
- 2026年11月21日(土)シンポジウム:11:00 – 18:30
- 会場席数:170
- オンライン参加なし
ウェングロウ氏をはじめ、以下の研究者らが登壇を予定しています(順不同)。
- David Wengrow(Professor of Comparative Archaeology, Institute of Archaeology, University College London):シンポジウム・セミナー(京都・東京)登壇。『万物の黎明』著者
- 関 雄二(国立民族学博物館・館長):シンポジウム・セミナー(京都)登壇。『考古学の黎明』(光文社新書)編著者
- 酒井 隆史(立命館大学・教授):シンポジウム・セミナー(京都・東京)登壇。『万物の黎明』訳者、『考古学の黎明』(光文社新書)共著者
- 北條 芳隆(東海大学・教授):セミナー(京都)登壇。『考古学の黎明』(光文社新書)共著者
- 河野 一隆(東京国立博物館・学芸研究部長):シンポジウム(東京)登壇
- 安倍 雅史(東京文化財研究所・保存計画研究部長):シンポジウム(東京)登壇。『考古学の黎明』(光文社新書)共著者
- 瀬川 拓郎(札幌大学・教授):セミナー(京都)登壇。『考古学の黎明』(光文社新書)共著者
- 辻田 淳一郎(九州大学・教授):セミナー(京都)登壇。『考古学の黎明』(光文社新書)共著者
- 平野(野元)美佐(京都大学・教授):セミナー(京都)登壇
- 大黒 弘慈(京都大学・教授):セミナー(京都)登壇
- 森 元斎(長崎大学・准教授):セミナー(京都)登壇
- 小茄子川 歩(京都大学・特任准教授):シンポジウム・セミナー(京都・東京)登壇。ウェングロウ氏招聘、本イベント企画者。『考古学の黎明』(光文社新書)編著者
本イベントの経緯については企画者の小茄子川歩氏への取材が案内されているほか、ウェングロウ氏の単独取材(取材日は11月20日を想定)も光文社 第三編集局の三宅 貴久氏(t-miyake@kobunsha.com)にて受け付けられています。
本イベントの主催および共催は以下の通りです。
- 主催:サントリー文化財団2025年度研究助成「学問の未来を拓く」研究テーマ「人類史におけるモニュメント・都市・貨幣の脱権力化:国家に抗する社会をめぐる人文科学知の総合に向けて」
- 共催:科学研究費助成事業[課題番号:25K04558]、東京文化財研究所、比較考古学研究会、光文社、雄山閣、以文社
本記事は光文社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



