【BlackBoxKyoto】アーティスト宇佐美奈緒の個展《傷ついた皮膚の解像度》 を開催いたします。
宇佐美奈緒の展覧会が京都で2026年10月開催へ ゲームや映像作品を展示
CATEGORY: エンタメ
京都市中京区のBlackBoxKyotoで、アーティストの宇佐美奈緒による展覧会が2026年10月23日から12月20日まで開催される。
会場では、性暴力をテーマにしたゲームプロジェクトやデジタル性被害を描いた映像作品などが展示される。あわせて、株式会社nenexが開発する技術を活用したデジタル作品の販売や、研究者を招いたギャラリートークも予定されている。
身体や暴力をテーマにしたゲーム・映像作品を展示
本展では、ゲームや映像など宇佐美奈緒が手がけた複数の作品が公開される。
ビデオゲームプロジェクト「I stitch my skin to the ground」(2023年制作、プレイ時間20分)は、「Replay over and over」(2023)と「Ambiguous Lucy」(2021)の2作品で構成される。「Replay over and over」は性暴力により身体を「モノ」にされた過去を持つ主人公の物語を追体験する作品で、襲撃時にプレイヤーの操作が効かなくなる演出を通じて、被害時の生理的反応である「強直性不動反応」や「フリーズ」と呼ばれる状況を体験させる。「Ambiguous Lucy」は、性差や人種に分類されないノンバイナリーな身体を表象する存在を描いている。
映像作品「Clean Up My Pixels」(2025年制作、時間16分)は、ディープフェイクポルノや盗撮などのデジタル性被害を経験した主人公の視点を描くシングルチャンネル映像で、3DCGアニメーションと公共空間でのパフォーマンス映像によって構成される。
さらに、横128 ×縦64 ピクセルの小型モニターとマイコンボードArduinoを使用し、水のアニメーションをループ再生するミクストメディア作品「Pixel Animation」(2019年制作)も展示される。

会場では、株式会社nenexが開発する個体識別認証技術(暗号技術を応用した作品ID管理システム)を活用した作品販売が実施される。
この取り組みは、デジタル作品の独自性・真正性・来歴を保証する仕組みを実装し、映像やインスタレーションといった非物質的な作品取引の可能性を探る実践的な試みとなる。
関西大学の馬定延教授を迎えたギャラリートークも開催
会期中の11月21日には、美学・芸術学や映像メディア論を専門とする関西大学文学部教授の馬定延を迎えたギャラリートークが予定されている。
トークでは、デジタル素材を用いた制作手法や現代のイメージメイキングを支えるデータとプラットフォーム、それらが身体感覚や想像力に及ぼす影響について作家と研究者が多角的に考察する。
- 日時:11月21日(土) 18:00-20:00 (予定)
- 会場:BlackBoxKyoto (京都市中京区柏屋町171-1 タニグチビル3F)
- 参加費:現地参加 1,500円 (作品鑑賞料込み)、オンライン配信 1,200円 (ライヴ配信のみ)
展覧会および会場の概要
展覧会の概要は以下の通り。
- 会期:2026年10月23日(金)-12月20日(日)
- 開館日:金土日祝
- 開館時間:13:00-21:00
- 会場:BlackBoxKyoto (京都市中京区柏屋町171-1 タニグチビル3F)
- 入場料:1000円 (予約不要)
会場となるBlackBoxKyotoは、株式会社nenexが2024年に構想を立ち上げ、2021年頃から開発を進めてきた国際コンテンツ流通支援システムの構想を提示する実証実験の場として運営されている。スクリーンの前に10〜12席程度を配した暗い箱のなかで、映像作品と身体が直接向き合う環境を提供している。
本記事は株式会社nenexの発表をもとに作成。
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