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ブロックされたディープフェイク関連攻撃の98%が日本語で生成されたことが判明 YouTubeやGoogle広告を悪用した新たな詐欺手口も増加 Gen「2026年第2四半期 脅威レポート 日本版」公開

Genが脅威レポート発表 日本でディープフェイク攻撃のブロックが約9倍に急増

CATEGORY: テクノロジー

セキュリティブランドのノートンやアバストなどを擁するGenは、「2026年第2四半期(2026年4月〜6月)の脅威レポート 日本版」を発表しました。日本ではサイバー攻撃全体のブロック件数が前期比7.7%減少した一方、フィッシングや詐欺、リモートアクセス型の攻撃といった利用者の行動を促す脅威が大きく増加しています。特にディープフェイク動画に関連する攻撃のブロック件数は前期比約9倍に急増し、攻撃者が日常的なチャネルへと活動範囲を広げている実態が明らかになりました。

ディープフェイク動画に関連する攻撃のブロック件数は、世界全体では2026年第2四半期に前期の約3倍となったのに対し、日本では前期比約9倍と顕著な伸びを記録しました。

日本でブロックされたディープフェイク関連の攻撃は約51,600件で、そのうち日本語コンテンツは約43,200件と最大の割合を占めました。Genでは日本語を含む多言語脅威のブロック精度向上に注力しており、日本語動画の増加は、脅威が世界的な動向として流入しているだけでなく、日本の利用者に合わせてローカライズされたコンテンツが拡大している可能性を示しているとしています。

宅配便を装うSMS詐欺や遠隔操作攻撃も大幅増

国内では他の手口でも急激な増加が確認されました。宅配便や荷物の配送通知を装うSMS詐欺は7,370.9%急増し、ブロックされた攻撃の99.22%がAndroid端末を標的としていました。荷物を届けられなかったなどと偽ってリンクをクリックさせ、偽サイトへの誘導や個人情報・認証情報の入力を促す手口が確認されています。

端末を遠隔操作するリモートアクセス攻撃は、2026年5月以降の攻撃活発化により714.9%増加しました。その一種で情報窃取やマルウェア導入につながる恐れがあるRAT(Remote Access Trojan)は、同時期に1,427.7%増加しています。国内全体のブロック件数では、フィッシング攻撃が45.0%増の1,566万件、詐欺攻撃全般では27.0%増の2,062万件となりました。

YouTubeや広告、ニュースサイトを悪用する手口

攻撃者が日常的に接するサービスに入り込む手口も目立っています。偽の警告を表示して電話や遠隔操作を促すテクニカルサポート詐欺では、YouTubeやGoogle広告を入口としてMicrosoftのクラウドサービス「Azure」上に設置された使い捨てサイトへ誘導する活動が日本で確認されました。全画面表示や高負荷によってパソコンの重大な問題を装い、偽のサポート番号へ電話させようとします。

さらに、大手ポータル「Livedoor」のブランドを装う手口も確認されました。攻撃者は登録からわずか6日しか経過していないドメインを用い、URLにブランド名を含めた模倣サイトを構築して悪意のある広告から誘導していました。偽サイトには不正なJavaScriptが埋め込まれ、トラッキング情報の送信や端末の処理能力の不正利用を図る仕組みが確認されています。

新たなセキュリティリスクへの対処法

自ら情報収集やファイル操作を行う「AIエージェント」についても、不正な命令の読み込みによる意図しない操作や認証情報へのアクセスといった新たなリスクへの注意が求められています。

Genは、巧妙化するサイバー詐欺への対策として以下のポイントを挙げています。

  • 動画やSNS上の情報を鵜呑みにせず、金銭の支払いや情報入力を促す内容は公式情報源で事実を確認する
  • 広告やSMS内のリンクを安易にクリックせず、公式アプリや公式サイトから確認する
  • 突然表示される警告画面やサポート番号を信用せず、不具合が疑われる場合は正規のサポート窓口を自分で確認する
  • OSやアプリを最新の状態に保ち、セキュリティ対策製品を活用して不審な動作に注意する

組織概要

  • 社名: Gen™ (NASDAQ: GEN)
  • 主なブランド: ノートン、アバスト、ライフロック、MoneyLion
  • 提供規模: 150か国以上で約5億人のユーザー
  • 研究チーム: Gen Threat Labs

本記事はGenの発表をもとに作成されました。

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