スペースデータの安全保障事業本部上級顧問に元空将補の今城弘治氏が就任
株式会社スペースデータは、2026年10月付で安全保障事業本部 上級顧問に元航空自衛隊 空将補の今城弘治氏を迎えたことを発表しました。今城氏は戦闘機部隊を中心に35年以上にわたり装備品の運用に携わった経歴を持ちます。同社は今城氏の知見を生かし、安全保障領域におけるプロダクト開発と事業開発の体制を強化していく方針です。
現場の運用と取得制度を踏まえた体制強化
安全保障分野では、デジタルツインやAI、シミュレーションといった民間発の先端技術を訓練や計画立案、装備品の取得・維持に取り入れる動きが広がっています。こうした技術の導入には運用の実態への適合や取得制度・手続きへの対応が求められ、技術を持つ企業側にも使う側の事情を理解した人材が必要とされています。
スペースデータは、地球と宇宙を精密に再現するデジタルツイン技術を基盤として、防衛省・自衛隊の先端技術関連プログラムへの採択やシミュレーターの公開などを通じ、防衛・レジリエンス領域の事業を進めています。事業拡大に伴い、プロダクトを運用の視点から検証し、装備品取得や国際協力の実務を踏まえて事業を組み立てる体制の強化が課題となっていました。
装備品調達や部隊運用に携わった経歴
今城氏は航空自衛隊に入隊後、戦闘機部隊での勤務を経て航空幕僚監部でF-2戦闘機の調達・能力向上事業やF-35戦闘機の導入事業を担当しました。事業立案から予算編成、関係省庁や日米の関係機関・企業との調整までを手がけた実績があります。
その後、第3航空団司令兼三沢基地司令としてF-35の配備準備や日英共同訓練にあたったほか、航空総隊司令部防衛部長、航空支援集団副司令官、航空救難団司令を歴任し、防空や災害対処、在外邦人等の輸送、国際緊急援助活動、航空救難の計画と実行を担いました。2022年12月に空将補で退官し、2023年1月には株式会社BeInspiredを設立して代表取締役を務めています。
就任にあたり今城氏は、「航空自衛隊では、航空宇宙戦力の運用と、航空幕僚監部での装備品取得の両方に携わってきました。新しい技術を自衛隊部隊に導入するためには、最前線や司令部の隊員がどう作戦を行うかという考え方(CONOPS)を理解することが欠かせません。スペースデータのデジタルツインやシミュレーションの技術は、作戦計画立案のあり方やリハーサル方法を変える可能性があると考えています。これまでの経験をもとに、技術と運用をつなぐ役割を果たしたいと考えています。」とコメントしています。
空間知能技術の実務への社会実装を目指す
スペースデータは今後、安全保障領域のプロダクトを運用と取得の両面から検証する体制を整え、デジタルツインやシミュレーションをはじめとする空間知能技術を実務で活用されるサービスとして社会実装していくとしています。
同社は、宇宙をはじめとするあらゆる空間の知能化に取り組むテクノロジースタートアップであり、防衛と防災の双方で国家のレジリエンス強化に資する事業を目指しています。
株式会社スペースデータ 概要
- 社名:株式会社スペースデータ
- 代表:佐藤航陽
- 所在地:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階
- 資本金:15億1300万円
- 事業内容:宇宙開発に関わる投資と研究
- HP:https://spacedata.jp
本記事は株式会社スペースデータの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



