TERRAMASTERのMac版TNAS PCがオンデマンド同期に対応
ストレージブランドのTERRAMASTERは2026年10月20日、Mac版TNAS PCがオンデマンド同期に対応したことを発表した。TerraSync 2.1.560とTNAS PC 5.2.560を組み合わせることで、TNAS上のフォルダー構成をFinderから確認し、必要なファイルだけをMacへダウンロードできるようになる。写真や動画などの大容量データをTNASに保管しながら、Macのローカルストレージ使用量を抑えて扱えるとしている。

オンデマンド同期機能では、MacのFinderからTNAS上のフォルダー構成全体を確認でき、TNAS上にあるファイルには専用のプレースホルダーアイコンが表示される。実際にファイルを開く際にローカルへダウンロードされるため、すべてのファイルをあらかじめMacへ保存しておく必要はない。取得済みのローカルコピーは手動で領域を解放できるほか、空き容量が少なくなった場合のキャッシュ領域の自動回収にも対応する。
Mac向けオンデマンド同期の利用には、TerraSync 2.1.560とTNAS PC for Mac 5.2.560が必要となる。TerraSync 2.1.560は、TOS 7.0を搭載したx86アーキテクチャーのTNAS向けに提供されている。TNAS PCはクライアントのアップデート通知から、TerraSyncおよびTerraSync ClientはTOSのアプリセンターから更新できる。
社内外へのファイル共有と文書の共同編集
ファイル共有機能では、「マイファイル」または「チームフォルダー」からTOS内のユーザーやグループにファイルを共有できる。用途に応じた権限設定や、ローカルネットワーク内で利用する内部共有リンクの作成が可能となっている。
外部共有においては、TNAS.onlineを有効にすることで社外や別拠点向けの共有リンクを発行できる。受信側はTOSのシステムアカウントを必要とせず、パスワードや有効期限を設定できるため、メール添付や同じファイルの繰り返し転送を削減できる。また、docx、xlsx、pptxなどの文書は、OnlyOfficeをベースとするTERRAMASTERの「Online Office」を通じて複数人でのリアルタイム編集に対応する。利用前にはTOSのアプリセンターからOnline Officeをインストールする必要がある。

同期・バックアップと世代管理の使い分け

データの同期はWindows、Mac、Linuxに対応し、双方向同期、一方向アップロード、一方向ダウンロードを選択できる。複数の端末からTNAS上の作業フォルダーへ接続でき、TNAS間の同期にはTerraSync Clientを利用する。
同期タスクとは別に、クライアントPCのファイルをTNASへ保存するバックアップタスクの作成も可能で、実行方法は即時、手動、スケジュールから選べる。さらに、ファイルの変更時に履歴バージョンを生成する機能も備えており、最大32世代に対応する。保持数や保持期間の設定が可能で、過去のファイルの確認、ダウンロード、復元が行える。
セキュリティ面では、同期およびバックアップ通信におけるSSL証明書による暗号化に対応する。個人/チームフォルダーの権限管理やユーザーのファイル操作ログの記録も可能で、管理者は接続クライアント、ユーザー、チームフォルダー、バージョン履歴を確認できる。
TerraSync 2.1.560では共有機能のセキュリティが改善されている。なお、これらの機能はデータ消失や情報漏えいの完全な防止を保証するものではないとしている。
TERRAMASTERについて
TERRAMASTERは、家庭、クリエイター、企業向けにネットワークアタッチドストレージ(NAS)およびダイレクトアタッチドストレージ(DAS)製品を展開するストレージブランドで、データの保存、共有、バックアップ、管理を支えるハードウェアとソフトウェアを提供している。
本記事はTERRAMASTERの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



