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中谷設備とティーエスピー既存賃貸ビルでペラペラ太陽光活用の実証開始

株式会社中谷設備と株式会社ティーエスピーは、広島市内の既存賃貸ビル「基ビル」において、超軽量・超薄型の太陽光パネル「ペラペラ太陽光®」を用いた自家消費型太陽光発電の実証事業を開始しました。本事業はくまわ企画合同会社が広島県の「課題解決型太陽光発電施設導入事業補助金」に採択された取り組みで、2026年10月8日から本稼働を行っています。2階から5階までの4住戸を対象に、合計5.48kWの発電設備と蓄電池を導入し、生活環境での効果を検証します。

住戸ごとに独立した発電・蓄電システムを構築

本実証では建物全体で電気を一括利用するのではなく、4つの住戸それぞれに対応した独立した太陽光発電・蓄電システムを設置しています。各住戸で発電した電気をその場で自家消費し、余剰電力は蓄電池にためて夜間などに活用します。住戸ごとの発電量や電力使用量、蓄電池の充放電状況を記録し、実際の暮らしにおける効果を測定します。

屋上やバルコニーの手すりスペースを活用

既存の賃貸マンションや小規模ビルは、屋根面積や建物構造、工事費用の制約から太陽光発電の導入が難しいケースがあります。そこで本事業では、これまで十分に利用されてこなかったバルコニーや屋上の手すり部分に着目しました。超軽量・超薄型パネルの特性を生かし、手すり部分に設備を取り付けることで、既存建物における新たな発電場所としての活用を目指しています。

株式会社中谷設備の取締役である雨奥雅晴氏は、太陽光発電設備の設置そのものではなく、建物や暮らす人々の課題解決を目指すとコメントしています。

生活スタイルによる電気活用の違いを検証

運転開始後の実測データからは、同じ1.29kWの太陽光発電設備を設置した入居中の住戸と空室において、発電量がほぼ同じ日でも住戸内で電気が活用される割合に違いが確認されました。この結果から、太陽光発電の効果を検証する上では設備容量だけでなく、電気を使う時間帯や生活スタイルとの関係も重要であると考えられています。今後は電気料金の削減効果のほか、適切な蓄電池容量や蓄電池を設置しない場合も含めた経済性の検証が進められます。

建物規模に合わせた導入モデルの検討

両社は実証を通じて得られる発電量や電力使用状況、設備の運転設定、導入コストなどのデータを蓄積し、検証を継続します。建物や住戸の電力需要に見合った設備構成を探り、ビルオーナーや入居者にとって無理のない導入方法を確立した上で、既存の賃貸マンションや小規模ビルへの応用可能性を検討していく方針です。

実証事業および企業の概要

実証事業の概要は以下の通りです。

  • 実証場所:基ビル(広島市内)
  • 実証内容:既存賃貸ビルにおける自家消費型太陽光発電・蓄電システムの実証
  • 対象:2階~5階の4住戸
  • 太陽光発電設備:合計5.48kW
  • 使用パネル:超軽量・超薄型「ペラペラ太陽光®」
  • 蓄電設備:各住戸に対応した蓄電池
  • 補助事業の採択事業者:くまわ企画合同会社
  • 設置場所:屋上・バルコニー手すり部分
  • 本稼働開始:2026年10月8日
  • 補助事業:広島県「課題解決型太陽光発電施設導入事業補助金」

参画企業の概要は以下の通りです。

  • 株式会社中谷設備(代表取締役:中谷好成、所在地:広島県広島市西区天満町 21-17、URL:https://nakatanisetsubi.jp/index.html)
  • 株式会社ティーエスピー(代表取締役:多田多延子、所在地:広島市南区出汐1-17-25、URL:https://www.tsp-cg.com/)

本記事は株式会社中谷設備および株式会社ティーエスピーの発表をもとに作成しました。

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