松江高専が松江市と3D都市モデル活用のハッカソン開催 地域の課題解決システムを試作
松江工業高等専門学校は松江市と共催で、同市の街並みを再現した3次元都市モデルを活用し、地域課題解決に向けたアイデアを競うイベントを同校で実施しました。開催日程は令和8年9月14日(月)から15日(火)の2日間です。全国の学生や社会人約40名が集まり、松江市をテーマにしたアイデアを形にした試作システムを発表しました。
PLATEAUの3D都市モデルを活用した開発
松江市は、国土交通省が主導するデジタルツイン実現プロジェクト「PLATEAU(プラトー)」の一環として、プラットフォームデータとなる3D都市モデルを整備および公開しています。今回のイベントは若手技術者の育成や地域課題の解決などを目的に行われ、松江・長岡・福井・大分の4高専のほか、大学生や社会人が参加し、7チームに分かれてシステムを試作しました。
参加した4高専は、今年度に松江高専が中核拠点校として採択された、高専発!「Society5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR5.0サステナビリティ分野)「デジタルツインとAIで実現するサステナブル地域デザイン人財育成プロジェクト」の協力校となっています。



景観確認システムがグランプリを受賞
イベントでは防災・水害・避難、公共交通、景観・観光、街の利活用などがテーマとして取り上げられ、テーマ性や独創性、技術的な実現性、プロトタイプの完成度、プレゼンテーション力などが審査されました。新規出店や住宅建設に適した土地利用を判断するツールや、電車など公共交通機関の最適ルートを支援するツールなどが発表されています。

グランプリを受賞したのは高専・大学混成チームで、建設したい建築物を3次元モデル内に再現し、開発計画が市の景観規制に適合しているかを確認できるシステムを構築しました。このシステムにより、高さ制限や日照問題、周辺環境との調和を事前に可視化できます。
短期集中のハッカソンを通じて新しい技術に触れた経験について、主催側は今後参加者がアイデアを発展させ、地域課題解決に向けた社会実装力を高めることにつながると期待を示しています。
松江工業高等専門学校の概要
松江工業高等専門学校は1964年に創設された高等教育機関で、現在は5学科の本科と2専攻の専攻科を置いています。
- 学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 松江工業高等専門学校
- 所在地:島根県松江市西生馬町14-4
- 校長:和田 清
- 設立:1964年
- 事業内容:高等専門学校・高等教育機関
- URL:https://www.matsue-ct.ac.jp/
本記事は松江工業高等専門学校の発表をもとに作成しました。
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