中小企業向け「AI社員派遣」の提供を開始
PathForgeが中小企業向けAI社員派遣を提供開始 業務に応じた設計から運用まで支援
CATEGORY: テクノロジー

株式会社PathForgeは、中小企業向けサービス「AI社員派遣」の提供を開始した。本サービスは企業ごとの業務に合わせてAIを設計・構築し、運用定着までを支援するシステム構築および運用支援の契約形態をとる。なお、「AI社員派遣」はサービス上の呼称であり、労働者派遣法に基づく人材派遣サービスではない。

「AI社員派遣」では、対象業務や手順、権限を整理したうえで、企業ごとの業務に合わせたAIを設計・構築する。任せる業務の範囲に応じて1体のAI社員が担う役割を設計し、送信・契約・支払い・最終判断といった業務は人が担当する。
具体的な役割の例として、日程候補の整理やメールの下書きを行う「AI秘書」、会議の要点整理や議事録の下書きを担う「AI議事録担当」のほか、「AI営業事務」「AIマーケター」「AI採用担当」「AIカスタマーサポート」などが挙げられている。
同社内での運用例では、カレンダーの商談予定をもとにAI社員が相手企業の公開情報を調べ、企業分析と提案資料の下書きを用意する体制をとっている。さらに、不動産、理美容・サロン、建築・建設といった業種ごとの業務に特化したAI社員の構築も進めており、士業、製造・卸、クリニック、飲食・小売、人材、ECを含む業種別モデルをサービスサイトに掲載している(いずれも活用検討のためのモデルであり導入実績ではない)。

開発の背景と自社での運用実績

株式会社PathForgeは2026年9月29日に設立された。SaaSやDXツールが社内で使いこなされず業務改善につながりにくい現状や、自律型のAIエージェントであるAnthropic社のClaude Codeとの出会いを経て、人が担うべき仕事の中心は作業そのものよりも考えることや企画することにあると捉え直したことが開発の背景にある。
同社では設立前から自社のAI社員の仕組みを運用しており、2026年10月19日時点で自社内においてAI社員10体(実務担当9体、確認担当1体)が稼働し、定期タスク57本、業務ごとの手順書116本を運用している(いずれも自社内での運用状況であり本サービスの導入実績ではない)。この運用では、経営者の判断が必要な場面を5種類に整理し、AIが進めた業務の記録を残している。

サービスの主な特徴として、AIの担当範囲を情報整理や下書き、定型チェックまでに限定し、外部への送信や契約などは人が確認してから行う点が挙げられる。また、既存の会計ソフトや管理ソフトとの連携可否を踏まえて段階的に導入し、AIが扱うデータの権限や置き場を文書で提示する。担当者の変更時にも業務を引き継げるよう、役割や手順、使い方の文書化も実施する。

導入の流れは以下の通りとなる。
- ヒアリング:現場の業務と困りごとをうかがいます
- 現状診断:業務を書き出し、AIに任せる業務と人が持つ業務に仕分けます
- AI設計:任せる業務ごとに、手順・権限・品質チェックの方法を決めます
- AI実装:AIを構築し、実データで動作を確認します
- 運用定着:使い方のレクチャーと、運用しながらの改善を行います
設計と構築は同社が担当し、業務確認や運用定着は顧客と協力して進められる。
利用料金と今後の展開
料金体系は以下の通り設定されている。
- 構築費:AI社員1体あたり30万円〜(税別)
- 保守費:月5万円〜(税別)
- AIツールなど第三者サービスの利用料は別途かかります。
構築費および保守費は任せる業務の範囲に応じて変動し、無料相談を通じて範囲を明示したうえで見積もりが提示される。同社は今後、「AI社員派遣」に加えて「AI顧問」や「AI活用リスキリング研修」を通じた継続的なAI活用支援を展開していく方針である。
株式会社PathForge 会社概要
- 会社名:株式会社PathForge(パスフォージ)
- 設立:2026年9月29日
- 法人番号:4011001180776
- 所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
- 代表者:代表取締役 兼 COO 横山 尚武/代表取締役 兼 CTO 小中 貴晃
- 事業内容:AIDXソリューション事業(AI社員派遣・AI顧問・AI活用リスキリング研修)
- URL:https://path-forge.com/
本記事は株式会社PathForgeの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



