Dellows News

HK STYLEがAR技術Wトリガーの特許を取得 複数条件でコンテンツ表示

ARプロモーションサービス「ONCARD」を展開する株式会社HK STYLE(本社:福岡県福岡市、代表取締役:木村華)は、NFC等の認識と画像認識を組み合わせ、複数の条件が揃った場合にARコンテンツを提供する技術に関する特許を取得しました。同社はこの技術を「Wトリガー」と呼び、推し活グッズや商品コラボ、観光・インバウンド施策を中心に展開するほか、セキュリティ分野への応用も検討しています。

複数条件でデジタルを開く「Wトリガー」の仕組み

一般的なARは、QRコードやNFCから起動したARカメラで一つの対象を読み取ってコンテンツを表示します。これに対し「Wトリガー」は、最初の読み取りだけでは体験が完結しない仕組みとなっています。

具体的には、まずNFC搭載カードなどをスマートフォンで読み取り、起動したARカメラを別の商品や印刷物、場所などに向けて設定された組み合わせと一致した場合に限定ARを表示します。「何を持っているか」と「何を見ているか」、あるいは「どこにいるか」という複数の条件が成立したときだけ情報が提供されます。NFCを主軸としながら、用途に応じてQRコードや識別番号等を第1のトリガーに用いることも可能です。

推し活・商品コラボや観光分野での活用

Wトリガーを活用することで、商品やグッズを集めたり組み合わせたりする行動を体験に変えることが可能になります。

  • NFCカードとアクリルスタンドを組み合わせたキャラクターの衣装や動きの変化
  • 2つの商品を揃えた人限定の動画や音声の提供
  • 商品の組み合わせに応じた異なるストーリーやコンテンツの表示
  • 通常商品のパッケージを画像認識対象として登録し、パッケージ変更なしで付与するAR特典
  • ペットボトルなどNFCを搭載しにくい商品における、QRコードから起動したカメラでの別商品認識

観光・インバウンド向けでは、観光パスやNFCタグと現地の建物・看板・展示物などを組み合わせることで、訪れた人向けのAR体験を作れます。現地の文化財などを認識して表示する多言語ガイドや、巡回による特典の解放、現地で解放した映像をAR特典として付加した「デジタル体験付きのお土産」などの展開が挙げられています。

現地・現物を鍵にするセキュリティ応用と特許内容

企業利用への展開として、現地・現物を鍵にした情報アクセス管理への応用も想定されています。NFCキーの所有、指定された現地・現物の画像認識、クラウドへの正規アクセス権という複数条件が揃った場合のみ重要情報への導線を表示する構成などを検討しています。なお、本技術はサイバー攻撃や情報漏洩そのものの防止を保証するものではなく、導入環境に応じた個別のセキュリティ設計が必要とされています。

取得した特許の概要は以下の通りです。

  • 特許番号:特許第7923054号
  • 出願番号:特願2026-006412
  • 発明の名称:情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
  • 登録日:2026年9月9日
  • 特許権者:株式会社HK STYLE
  • 発明者:木村 華

本特許は、第1認識対象の情報を取得してARカメラを起動した後、別の第2認識対象を画像認識し、双方の情報が取得された場合にARコンテンツを提供する情報処理技術に関するものです。

今後の展開とサービス概要

同社はIP・コンテンツ事業者、印刷・グッズ会社、観光事業者、自治体、クラウド・セキュリティ関連企業などとの連携を進め、共同開発を目指すとしています。現地・現物を利用した情報アクセスについても連携や実証を視野に検討が進められます。

代表取締役の木村華氏は、揃える楽しさを体験に変える発想が原点であり、将来はクラウドだけに依存せず現地・現物を鍵として活用する情報アクセスにも応用できると考えている旨を述べています。

ONCARDおよび会社概要

  • サービス名:ONCARD(専用アプリ不要のブラウザ型ARサービス)
  • ONCARD公式サイト:https://www.hkstyle.co.jp/oncard
  • 会社名:株式会社HK STYLE
  • 代表者:代表取締役 木村 華
  • 所在地:福岡県福岡市
  • 事業内容:ARサービス「ONCARD」、建築3DCG・BIM・VR・AI関連事業
  • Webサイト:https://www.hkstyle.co.jp/

本記事は株式会社HK STYLEの発表をもとに作成されました。

アクセスランキング

今日

1週間