脳と心の健康習慣サービス「はなしてね」、小牧市で無料提供の実証を開始
小牧市とIGSA、LINEを活用した脳と心の健康習慣サービスの実証を開始
CATEGORY: テクノロジー

愛知県小牧市と株式会社IGSAは、脳と心の健康習慣サービス「はなしてね」を小牧市民に無料で提供する実証を開始しました。本実証は愛知県の2026年度「あいちデジタルヘルスプロジェクト」共創促進事業「新サービス創出事業」に採択されたもので、小牧市社会福祉協議会の協力のもと2027年3月末まで実施されます。

LINEで手軽に脳の健康測定と声日記


「はなしてね」は、LINE上で利用できるサービスです。スマートフォンに向かって話しかける約1分の「脳の健康測定」と、日々の出来事を話して記録する「声日記」を通じて、軽度認知障害(MCI)などの気づきや介護予防につなげる仕組みとなっています。
脳の健康測定は3か月に1度実施され、AIが音声を解析して脳の健康状態を4段階で提示します。この測定技術は、東京都健康長寿医療センター研究所と株式会社IGSAが共同開発したものです(特許出願済み)。また、毎日の声日記は夜に届く案内に応じて話した内容をAIが1日の振り返りとしてまとめます。なお、本サービスは医療機器ではなく、診断や治療は行われません。

実証の背景と介護予防へのアプローチ
本実証の目的は、従来の介護予防教室や検診といった取り組みが届いていなかった層へのアプローチ方法の検証と、自宅で取り組めるICTを活用した行動変容のきっかけ作りです。健康を前面に出さず、声の日記を入口とすることで日常的な利用を促します。
外出の記録、声日記、脳の健康測定のデータはAIが統合して解析し、「外出した日は声日記が明るい話題になりやすい」といった、利用者に適した過ごし方の気づきを提供します。認知症のリスク因子のうち、身体不活動や社会的孤立、うつといった要素を日々の声と外出の記録から把握し、症状を自覚する前の段階から日常的な習慣として予防に取り組める環境の社会実装を目指しています。
小牧市内での展開と今後の予定
実証期間は2026年9月から2027年(令和9年)3月末までで、50歳以上を中心に設計されていますが、小牧市在住者であれば通常は月額200円の「ベーシックプラン」機能を無料で利用できます。専用アプリのインストールやID・パスワードの登録は不要で、LINEで友だち追加を行い、お住まいの地域として小牧市を登録することで利用可能です。自治体との連携展開において、東京都外では小牧市が初めての事例となります。
今後の展開として、2026年10月からは市内の公共施設や薬局などにQRコード付きの三角形ポップが順次設置されるほか、民生委員や地域のサロンを通じた案内も進められます。さらに、2026年11月には「広報こまき11月号」や小牧市公式LINEでの案内が予定されています。
株式会社IGSA 概要
- 所在地:東京都文京区本郷6丁目25番14号 3F
- 設立:2022年8月
- 代表者:松島創一郎
- 事業内容:AIソリューション・発話バイオマーカー技術の開発、販売、提供
- コーポレートサイト:https://igsa.co.jp/
本記事は株式会社IGSAの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



