聴覚障害者向け電話アプリ「ヨメテル」提供開始

日本財団電話リレーサービスは、2025年1月23日より新サービス「相手の声が読める電話 -ヨメテル-」の提供を開始した。このサービスは、電話で相手先の声が聞こえにくいことがある方を対象とし、通話相手の音声をリアルタイムで文字に変換する電話アプリ。聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律(令和2年法律第53号)に基づいた公共インフラとして、24時間365日利用可能だ。

潜在的ユーザーは1400万人以上とされ、「電話で相手先の声がきこえない/きこえにくいことがある」と感じるすべての方が登録利用の対象となる。

ヨメテルの特徴として、相手の声を文字にする方法をAI(速度重視)と文字入力オペレータ(正確性重視)から都度選べる点が挙げられる。また、法律に基づいた公共インフラであるため、緊急通報にも対応している。

通話相手にとっては、冒頭8秒の音声ガイダンスを聞いた後は、通常の音声電話と同様に双方が声で会話をするため、利用に際して特別な操作は必要ない。通話料金は、音声電話と同じくかけた人が負担し、「相手の声を文字にする」ための追加料金は発生しない。

ヨメテルは、聴覚に不安を抱える多くの人々にとって、コミュニケーションの障壁を取り除く画期的なサービスといえる。電話でのコミュニケーションに困難を感じている方は、ぜひこのサービスを活用してみてはどうだろうか。

valvix

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