木下インターナショナルがシャブリの生産者ジャン・コレのワインを紹介
木下インターナショナル株式会社は、1792年創業の歴史を持つシャブリの生産者ドメーヌ ジャン・コレとそのワインについて発表しました。上級畑と同じ土壌を持ちながら温暖化によって理想的な気候となった畑から、単独でリリースされたワインの特徴などを紹介しています。

上級畑と同じキンメリジャン土壌を持つ畑のワイン
シャブリの土壌には主に2種類があります。1つは1億5千万年前のジュラ紀に浅い海だった場所が隆起し、古代の牡蛎の化石が泥灰土と共に石灰岩層を造ったキンメリジャン土壌で、グラン・クリュやプルミエ・クリュといった上級畑のベースとなっています。もう1つはジュラ紀後半に海底深く沈下し、魚類や貝類、甲殻類などの骨が降り積もって形成された石灰質土壌のポートランディアン土壌で、スタンダードなシャブリが造られます。
今回紹介された「シャブリ ヴァル・デュ・ヴァルヴァン」は、通常のシャブリ格付けでありながら、上級のシャブリを生み出すキンメリジャン土壌に位置しています。

気候の変化により単独リリースが実現した「ヴァレ・デュ・ヴァルヴァン」
シャブリでは土壌とともに日照条件で格付けが規定され、最良の条件であるグラン・クリュが全体の2%、プルミエ・クリュが全体の15%で、通常のシャブリと格下のプティ・シャブリが合わせて全体の83%を占めます。
ヴァレ・デュ・ヴァルヴァンの畑はプルミエ・クリュのヴァイヨンとモンマンの鞍部にあり、土壌はキンメリジャン土壌ですが、北東向き斜面のためプルミエ・クリュは与えられませんでした。朝日が差し込むものの冷涼な微気候がブドウの完熟を阻んでいましたが、昨今の温暖化によって理想的な気候となり、これまで通常のシャブリにブレンドされていた畑のワインが単独でリリースされることになりました。

寒冷で湿度も高いシャブリ地区において、実際に有機栽培の認定を受けている畑は全体の7%に過ぎません。現当主のロマン・コレは、農薬を使わずに育てたブドウと自生した天然酵母でワインを醸造しています。

ヴァレ・デュ・ヴァルヴァンの畑はすべてオーガニック栽培のブドウを自生酵母で醸造しており、ブドウの味わいをそのまま表現するためにステンレスタンクが用いられています。なお、ロマン・コレは全仏ワイン生産者試飲コンテストでの優勝歴を持ちます。
1792年創業の歴史と上級畑の所有比率
ドメーヌ ジャン・コレは1792年創業で、234年間にわたりブドウとワインを造り続けてきました。2つの世界大戦を経て1955年にはシャブリの畑総面積が550ha、生産者も10数社にまで減少しましたが、ジャン・コレはその当時も生産を続けていた生産者の1つです。その後、世界的な需要拡大により現在の畑面積は5800haと当時の10倍を超えています。

同ドメーヌは歴史的に最高の区画を残してきたため、シャブリ全体と比較してプルミエ・クリュ以上の畑の所有率が高い特徴を持ちます。また、現当主ロマンの父親であるジル・コレが27年前から所有畑の一区画でオーガニック栽培を実践しており、その経験が引き継がれています。
発表企業について
- 企業名: 木下インターナショナル株式会社
- 公式サイト: https://www.kinoshita-intl.co.jp/
本記事は木下インターナショナル株式会社の発表をもとに作成しました。
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