不登校の子どもの「昼夜逆転」は1割未満―夜の就寝時刻は一般の子とほぼ同じ、違いが出るのは「朝」【不登校4,061件の起床・就寝時刻を集計】
不登校の子の昼夜逆転は9.6% 就寝より起床時刻に差 スダチ調査
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不登校支援事業を行う株式会社スダチは、無料相談時に保護者から得たヒアリングデータ4,061件をもとに、不登校の子どもの起床時刻と就寝時刻を集計した結果を発表しました。
調査によると、0時以降に就寝する割合は一般の子どもとの差が7%前後にとどまり、典型的な「昼夜逆転」に該当するのは9.6%でした。一方で、一般の子どもの平均起床時刻が6:34〜6:43であるのに対し、不登校の子どもで7時までに起きているのは32.5%となり、違いは夜ではなく朝に表れていることが示されています。


0時以降の就寝割合は一般と大きな差は見られず

文部科学省が一般の児童生徒を対象に実施した調査と比較したところ、0時以降に就寝する割合は、高校生で一般47.0%に対し不登校54.0%(差7.0%)、中学生で一般22.0%に対し不登校29.8%(差7.8%)、小学生で一般3.7%に対し不登校5.5%(差1.8%)でした。高校生では一般の子どもでも半数近くが0時以降に就寝しており、不登校の子どもとの差は7.0%にとどまりました。なお、比較に用いた文部科学省の調査は「次の日に学校がある日」の就寝時刻を尋ねており、不登校の子どもとは調査条件が完全には一致しません。

起床時刻に違い、典型的な「昼夜逆転」は9.6%


学研教育総合研究所の調査では一般の小学生〜高校生の平均起床時刻は6:34〜6:43(選択肢の区切りが異なるため参考値)とほぼ7時前に起きていますが、不登校の子どもで7時までに起きているのは32.5%でした。
その一方で、8時までに起きている割合は60.4%と半数を超え、11時以降に起床する子どもは11.6%でした。24時以降に就寝し、かつ11時以降に起床する典型的な「昼夜逆転」にあたるのは9.6%で、反対に8時までに起床し、かつ24時前に就寝している子どもは54.1%を占めました。
生活リズムは「不登校の期間」より「学年」と関連
学校段階別では、小学生の78.5%が8時までに起床する一方、高校生の54.0%が24時以降に就寝しており、学年が上がるほど起床・就寝ともに遅くなる傾向が見られました。
不登校期間別に見ると、8時までに起床する割合は1ヶ月以内の72.2%から2年以上の44.2%まで28.0%低下したのに対し、24時以降に就寝する割合の上昇は11.0%(23.1%→34.1%)でした。さらに、学校段階と不登校期間を組み合わせて11時以降に起床する割合をみると、小学生は不登校期間が2年以上でも4%にとどまる一方、高校生は1ヶ月以内の段階で既に18%となっており、生活リズムは不登校期間の長さよりも学年が上がることのほうが大きく関連していることがうかがえます。なお、今回のデータからは生活リズムの変化と不登校のどちらが先に生じたのかという因果関係は特定できないとしています。
調査概要
- 調査主体:株式会社スダチ
- 集計対象:当社の無料相談時に回答した、不登校のお子さんをもつご家庭(不登校のお子さん全体を代表するものではない)
- 件数(n):4,061件(学校段階別は「その他」41件を除く4,020件)
- 回答期間:2024年12月〜2026年7月
- 設問:「お子さんは朝何時に起きていますか?」「お子さんは夜何時に寝ていますか?」(各単一回答)
- 出典:スダチ ヒアリングデータ
本記事は株式会社スダチの発表をもとに作成されています。また、文部科学省委託事業「不登校の要因分析に関する調査研究」(令和6年3月公表・公益社団法人子どもの発達科学研究所)、文部科学省「睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査」(平成26年11月調査)、学研教育総合研究所「小学生・中学生・高校生の日常生活に関する調査2025」(2025年11月調査)のデータを参照しています。
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