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日本オーチス、立命館大学で清掃ロボットとエレベーターの連携技術を導入

日本オーチス・エレベータ株式会社は、立命館大学びわこ・くさつキャンパスにおいて、サービスロボットとエレベーターを連携するOtis Integrated Dispatch™技術を活用し、清掃ロボットによるフロア間の自律移動を実現した。

延床面積22,800平方メートルを超える7階建ての施設内において、清掃ロボットがルートに沿って人の介在なく複数フロアを移動できるようになり、清掃業務の自動化を広範囲で進めている。

日本オーチスが導入したOtis Integrated Dispatch™技術は、クラウドを介してロボットとエレベーターを連携させるシステムである。これにより、ロボットが人の手を介さずにフロア間を自律的に移動でき、より広範囲な業務の自動化が可能となる。

厚生労働省の資料によると、日本は労働参加率が過去最高水準に達しているものの、少子高齢化の進行により人手不足が深刻化し、長期的かつ継続的な労働力不足に直面しているとされる。また、生産年齢人口(15~64歳)は2020年の約7,500万人から2040年には約6,200万人まで減少すると見込まれており、大学などの大規模施設では日常業務を支援する自動化技術の導入が進んでいる。

施設管理における課題解決とスタッフの業務効率化

立命館大学の施設管理を行う株式会社クレオテック BKC事業部 課長の木谷 仁志氏は、広い施設の維持管理において清掃スタッフの確保と配置が課題だったとしたうえで、「清掃ロボットが、複数フロアを自動で移動できるようになったことで、清掃スタッフは細部の清掃や点検など、より付加価値の高い業務に注力できるようになりました」と述べている。

日本オーチスは、ロボットとエレベーターの連携プロジェクトにおいて、システム連携に必要な要件の調整や運用環境の評価・検証を含め、企画から導入、運用まで支援を提供している。また、ロボットの円滑な運用を支えるエレベーターの安定稼働に向けて、予防保全と定期点検を重視している。

日本オーチス代表取締役社長のパトリック・ヨング氏は、既存インフラを活用した同ソリューションについて、人とロボットが効果的に協働できる環境を実現するとともに、効率的で信頼性の高い建物運営を維持し、人手不足への対応を支援するとしている。

サービスロボット用Otis Integrated Dispatch™の特徴は以下の通りである。

  • サービスロボットとオーチス製エレベーターを連携させる、クラウド及びオンプレミス型のAPIソリューション
  • 複数のエレベーターとの連携が可能で、ロボットは利用可能なエレベーターに移動して作業を継続できる
  • ほぼ全ての自律型サービスロボットと連携可能で、1990年以降に製造されたオーチス製の商用エレベーターと互換性がある

本記事は日本オーチス・エレベータ株式会社の発表をもとに作成。一部の労働環境に関するデータは厚生労働省の公表情報に基づく。

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