ATENのKVMマトリックスシステムが2026年度グッドデザイン賞を受賞
ATEN International Co., Ltd.の新製品「KE6948A」を含む「ATEN KVM over IP マトリックスシステム」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」を受賞した。過酷な環境下に設置された機器を安全な場所から遠隔操作できる設計により、作業者の安全性向上に貢献する点が高く評価された。受賞製品である「KE6948A」は、2026年10月31日から東京ミッドタウンで開催される「グッドデザイン賞受賞展」に展示される予定だ。
船舶環境に対応した新製品「KE6948A」とシステムの特徴

受賞対象となった新製品「KE6948A」は、DNV認証を取得したDVI-I対応のKVM over IPエクステンダーである。厳しい船舶環境での使用を想定して設計され、DNV認証要件を満たすとともに、IACS E10およびIEC 60945の規格に準拠している。産業用途向けの耐久性と船舶向け国際規格に準拠した信頼性、KVM over IP技術を融合し、過酷な運用環境における安全で安定した遠隔操作の実現を目指している。
本システムは、専用のKVM over IPネットワークを外部ネットワークから分離することで、重要システムへの不正アクセスや情報漏えいのリスクを低減する。また、ネットワーク経由で離れた機器を低遅延で操作できるため、中央監視室などからの安定した遠隔運用が可能となる。運用の面では、CCKMにより複数機器の監視や設定、トラブル対応を単一の管理画面に集約してシステム全体の管理を効率化する。さらに、マウスカーソルを画面間で移動させて操作対象を切り替える「マルチスクリーンコントロール」への対応や、操作端末とビデオウォール間でスムーズに映像を共有できるプッシュ・プル機能も備えている。
安全な遠隔操作を実現する設計を審査委員が評価
グッドデザイン賞の審査委員は、海事や船舶分野を主対象とし、オペレーターが安全な場所から遠隔で複数の対象を操作する無線通信を提供する点を評価した。通信の低遅延や4K無劣化映像の視覚精度、耐障害性、電源およびネットワークの冗長化を満たしていることや、船舶の航海と無線通信機器およびシステムに対する国際規格IEC 60945に適合している点に言及し、「危険を伴う現場に人間を配置することなく対象を操作する技術を提供し、真の安全を実現するデザインがなされている」としている。
10月31日から東京ミッドタウンの受賞展に出展
受賞した「KE6948A」は、2026年度グッドデザイン賞の全受賞作品が集まる「グッドデザイン賞受賞展」で展示される。
開催概要は以下の通り。

- 名称:G展・グッドデザイン賞受賞展・GOOD DESIGN EXHIBITION 2026
- 会期:2026年10月31日(土)~11月4日(水)
- 時間:11:00~19:00(最終日は18:00まで)
- 会場:東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1)
- 入場料:無料(事前予約不要)
- 主催:公益財団法人日本デザイン振興会

ATEN International Co., Ltd.について
台湾・新北市汐止区に本社を置くATEN International Co., Ltd.(代表取締役:陳 尚仲[Kevin Chen])は、1979年に設立されたKVMおよびAV/ITのコネクティビティー、マネジメントソリューションを手がける企業である。1,000を超えるKVM、Pro AV、USB、ラック、インテリジェント電源製品を提供し、650以上の国際特許を発行している。台湾、中国、日本、韓国、ベルギー、オーストラリア、米国、英国、トルコ、ポーランド、インド、ルーマニア、南アフリカ、インドネシア、メキシコに子会社や地域オフィスを展開し、台湾、中国、カナダにR&Dセンターを設置している。
本記事はATEN International Co., Ltd.の発表をもとに作成。
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