キオクシア、次世代SSD品質評価にアンリツの測定器MP1900Aを採用
アンリツ株式会社のPCIe測定ソリューション「シグナルクオリティ アナライザ-R MP1900A」が、キオクシア株式会社のPCIe® 5.0およびPCIe® 6.0対応SSDに搭載される高速インターフェースの品質評価に採用された。AIサーバーやクラウドサービス向けストレージの性能向上に伴い、インターフェースの高速化と評価の難易度が高まるなかでの導入となる。キオクシア株式会社では、PCIe 6.0対応SSDの開発からデバッグに至る幅広い工程で同機器を活用している。
PCIe 6.0への移行に伴う評価難易度の上昇
AIサーバーやクラウドサービス向けストレージシステムの高性能化を背景に、エンタープライズ向けSSDやデータセンター向けSSDでは採用されるPCIeインターフェースの高速化が進んでいる。
伝送速度が向上したPCIe 6.0では、シグナルインテグリティの確保やリンクトレーニング評価の重要性が従来以上に高まるとともに、評価の難易度も増している。これにより、高精度な評価と効率的な開発を両立できる評価環境への需要が高まっていた。
物理層評価を支援するMP1900Aの機能
今回採用されたシグナルクオリティ アナライザ-R MP1900Aは、高速インターフェースの物理層評価を支援する高性能BERT(Bit Error Rate Tester:ビット誤り率測定器)である。高速シリアルインターフェースのレシーバ評価やシグナルインテグリティ評価を1台でサポートし、開発初期から検証まで対応する。
機器同士が通信速度や動作条件を自動調整して通信を確立するプロセスを評価するPCIeリンクトレーニング機能や、状態遷移を解析するLTSSM解析機能(Link Training and Status State Machine)を搭載している。さらに、優れたアナログ入力性能による高い入力感度を備えており、PCIe 6.0における安定した評価と効率的なデバッグを実現する。
太田裕雄氏が代表取締役社長を務めるキオクシア株式会社では、PCIe 6.0対応SSD開発において、誤り訂正機能(FEC)適用前のビット誤り率を評価するFBER評価(First Bit Error Rate)や、受信側(Rx)および送信側(Tx)の信号補正性能を評価するRx/Tx LEQ評価(Link Equalization)、リンクトレーニング評価などのコンプライアンステストにMP1900Aを活用している。
あわせて、キャプチャ機能による低頻度エラー解析や、シーケンスエディタ機能でのステートマシン解析など、デバッグを含む幅広い工程で利用されており、効率的な評価環境の構築に役立てられている。濱田 宏一社長が率いるアンリツ株式会社は、次世代インターフェース技術に不可欠な検証技術のさらなる高度化に取り組み、開発企業の環境構築を支援していくとしている。
本記事はアンリツ株式会社の発表をもとに作成。
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