プロモツール、調香師育成コース第2期生に茨城大学大学院の箕輪奈緒の採用を決定
プロモツール株式会社は、調香師育成コース第2期生として、茨城大学大学院理工学研究科にて量子線科学を専攻する箕輪奈緒の採用を決定した。科学的な分析力と香りへの感性を併せ持つ次世代の調香師を育成する。同社は「世界一のセントテクノロジーカンパニーになる」というビジョンの実現と、日本発のフレグランスメゾンの創出につなげる方針だ。
理系人材をゼロから育成する独自の調香師プログラム
香りの開発には、香料を組み合わせる感性や創造性に加え、成分の特性や揮散挙動、安全性、使用条件を科学的に捉える力が求められる。一方で調香師を目指す教育やキャリアの道筋は広く知られておらず、専門職へ挑戦する機会を得にくい現状がある。こうした背景から同社は、経験の有無を問わず、香りへの関心と基礎的な専門性を持つ人材をゼロから育成するプログラムを展開している。
プログラムでは、同社マスター調香師の渡辺武志をはじめとする調香師の指導のもと、香料の基礎知識、官能評価、安全性、分析機器の活用、処方設計などを実務とともに学び、約4年で調香師を目指す。
2026年入社の第1期生・鈴木はるとと同様に、箕輪についても入社5年目を目途に、社内選考試験への合格を条件としてフランスの香料・調香教育機関「ISIPCA」への留学が計画されている。同社の香り技術研究所では、ガスクロマトグラフィー等による分析と調香技術を融合し、データに基づいて香りを設計できる人材の育成を進めている。
量子線科学の研究背景と今後の展開

箕輪は茨城大学工学部で物質科学工学を学んだ後、同大学院理工学研究科量子線科学専攻にて、X線や中性子線などを用いて生体分子の立体構造と機能メカニズムを原子・分子レベルで捉える研究に取り組んできた。同社は、箕輪が培った科学的な分析力と調香の感性を結びつけ、素材や環境に応じた香りを設計できる調香師へ成長することに期待を寄せている。
採用にあたり箕輪は、「大学・大学院で培った科学的な視点と、地道な検証を重ねる粘り強さを活かし、一つひとつの香料を分子レベルから理解できる調香師を目指します」とコメントしている。
また、代表取締役社長CEOの緒方健介は、箕輪が研究で培った姿勢が香りづくりに新しい視点をもたらすとし、渡辺をはじめとする調香師からの学びや将来のフランス留学を通じてPROMOTOOLの香りを世界へ届ける存在に成長することへの期待を示した。
入社後は実案件を通じて専門性を養い、将来的には独創的なフレグランス開発のほか、機能性を持つ香りの作用機序の解明や製品化、高度な可視化・分析技術の導入などを進める計画としている。
プロモツール株式会社は、東京都文京区に本社を置き、埼玉県さいたま市に香り技術研究所を構えるセントテクノロジーカンパニーである。香料開発・調香・香り分析を中核とし、JALをはじめとする航空会社、ホテル、化粧品会社、不動産会社、自治体などに香りのソリューションを提供している。
- 本社:東京都文京区本駒込6-5-3 ビューネ本駒込5階
- 香り技術研究所:埼玉県さいたま市北区宮原町3-161 大井ビル2階
- 代表:代表取締役社長CEO 緒方健介
- 事業内容:香料及び芳香器の製造販売(香りブランディング、香り空間デザイン、OEM、香り見本、香りプロモーション、香りエンターテインメント演出)
- 公式ホームページ:https://www.promotool.jp/
本記事はプロモツール株式会社の発表をもとに作成。
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