資産運用ナビ、過去データで結果の幅を試算する一括投資シミュレーションを公開
アドバイザーナビ株式会社が運営する資産運用の相談サイト「資産運用ナビ」は、2026年10月16日、「一括投資シミュレーション」を公開した。同ツールは、退職金や定期預金の満期などで受け取ったまとまったお金を一度に投資した場合に、何年後にいくらになっていたかを過去のデータで試算するものである。何か月かに分けて入れた場合との結果の比較も同じページで確認できる。
開発の背景
資産運用ナビは、相談内容・地域・金融資産・提携証券会社などの条件からIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)を探し、無料で相談を申し込める資産運用の相談サイトである。
まとまったお金を投資に回す際、一度に入れるか時期を分けるか、株価が高い局面で投資してよいかで迷う利用者が少なくないという。一定の利回りが続く前提の複利計算では、相場の上下によって生じる結果の幅までは分からないことから、過去の実際の値動きをもとに結果の幅や投資するタイミングによる違いを確かめられるシミュレーションとして開発された。
一括投資シミュレーションの主な機能
同ツールでは、次の条件を選択することで、その場で計算結果を表示する。
- 入れたい金額:10万円〜10億円(直接入力も可能)
- 投資先:米国株・先進国株・日本株
- 株の割合:100%・70%・50%・30%(残りは預金・国債)
- 持ち続ける年数:5年・10年・15年・20年・30年
- 分けて入れる期間:3か月・6か月・1年・2年・3年・5年
- 手数料:ネット証券の例・銀行窓口の例から選択、または手元の資料の数字を入力

計算には、米ダートマス大学のケネス・フレンチ教授らが公開している研究用データ「Kenneth R. French Data Library」の月次リターン(配当込み)を使用し、円ドル相場で円建てに換算している。始める月を1か月ずつずらして計算し、真ん中の例(中央値)と年率に直した値、悪いほうから5%の例、良いほうから5%の例、入れずに預金のまま置いた場合の金額、NISA以外の口座で売った場合の手取りの目安を表示する。

また、同じ金額を3か月〜5年に分けて毎月同額ずつ入れた場合と、一度に入れた場合の結果をグラフで比較できるほか、分ける期間ごとに「一度に入れたほうが多かった割合」や「1年後に元本を下回っていた割合」の一覧も確認できる。
気になる市場局面の検証例と今後の展開
同ツールでは、株価が過去の最高値を更新した月に始めた場合の結果や、入れた直後に大きく下がった時期の例など、一度に入れることをためらう場面についても過去のデータで確かめられるようにしている。さらに、NISAの投資枠を使って入れる場合の考え方や、金額別に10年後・20年後の目安がわかる早見表も掲載されている。なお、試算は過去のデータに基づくものであり、将来の運用成果を保証するものではなく、特定の金融商品をおすすめするものではないとしている。
同社は今後もシミュレーションと掲載情報の充実を進めるとともに、試算の結果をもとに手元にいくら残していくら投資に回すかをIFAに相談しやすい仕組みづくりにも取り組む方針を示している。
- 会社名:アドバイザーナビ株式会社
- 代表取締役:平 行秀
- 設立:2019年5月29日
- 所在地:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町8-1 FinGATE TERRACE
- 事業内容:富裕層とIFAのマッチング事業・人材紹介業・IFAのコンサルティング事業
本記事はアドバイザーナビ株式会社の発表をもとに作成。
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