ぐるなび、AI活用で新たなお店と出会える新アプリ「UMAME」リリース
株式会社ぐるなびは2025年1月20日、AIを活用した新たな飲食店検索アプリ「UMAME!(うまみー!)」のβ版の提供を開始した。同社が飲食店検索サービスをリリースするのは、「ぐるなび(現:楽天ぐるなび)」開発以来初めてとなる。
「UMAME!」は、生成AI技術とぐるなびのデータを用いて、ユーザーのあらゆる外食ニーズにパーソナライズした店舗提案を行い、未知の食体験へと導く新感覚のアプリ。エリアや料理ジャンルの指定だけでなく、日常的な会話で気分やニュアンスに基づいた検索が可能で、ネット予約まで完結できる。また、画像ファイルを使用して料理や雰囲気から飲食店を見つけることもできる。
同アプリは、ユーザーの好みに応じて進化し、予期しない新たなお店との出会いをサポートする。ぐるなびは「UMAME!」を通じて、全ての年代のユーザーに次世代の食体験を提供し、外食機会の増加と飲食店の集客力最大化に貢献したい考えだ。β版リリース後も改善と進化を続け、既存の「楽天ぐるなび」アプリと当面は並走するが、将来的には統合も視野に入れるという。
ぐるなびは2024年8月より、生成AIを活用した全社的な技術革新・DXを実現する「ぐるなびNextプロジェクト」を本格的に推進している。今後も、社内外でのAIの活用を拡充し、「次世代食体験の実現」と「圧倒的な業務効率化」を目指す方針だ。
「UMAME!」は、iOS版を無料で提供開始。2025年夏頃までには正式リリースを予定しており、食体験の記録・シェア機能やマルチランゲージ機能などの追加により、世界中のユーザーが利用できるアプリを目指すとしている。