スマイルズがJAXAの火星衛星探査計画MMXのプロジェクトサイトを刷新
株式会社スマイルズは、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)による火星衛星探査計画「MMX(Martian Moons eXploration)」のプロジェクトWEBサイトのリニューアルを手掛けています。
MMX探査機は、2026年10月20日(火)4時41分03秒(※日本標準時、24時間表記)に種子島宇宙センターから打上げを予定しており、2031年に地球へ帰還する計画です。打上げのタイミングに向けて、MMXの計画や意義を発信していくとしています。
世界初の火星圏からのサンプルリターンを目指す「MMX」
火星衛星探査計画「MMX」は、火星の2つの衛星のうち内側を公転する「フォボス」に向かい、表面の物質を採取して地球に持ち帰る「火星圏へのサンプルリターン」を目指す国際プロジェクトです。火星圏からのサンプルリターンとしては世界初の挑戦となります。
探査機は高さ約5.3メートル、全長約9メートル(太陽電池パドル含む)で、地形、内部構造、組成、重力などの科学観測を行うほか、フォボスの表面物質の10gのサンプルを採取・地球に持ち帰ることで、火星衛星の起源や太陽系の進化過程の解明をミッションとしています。JAXAを中心に、NASA、ESA、CNES、DLRなど世界の研究機関が連携しており、2020年に小惑星探査機「はやぶさ2」が成功させたサンプルリターンに続く、惑星間往復飛行技術の「火星重力圏」への挑戦と位置付けられています。
専門的な情報と読み手をつなぐリニューアル
JAXAのMMXプロジェクトでは、研究や開発、渉外業務などに加え、プロジェクトメンバー自身がアウトリーチ活動にも取り組んでいます。今回のリニューアルでは、メンバー自身の声を起点として情報を再構成、編集、更新しました。

惑星科学や宇宙工学などの専門知識を単純化するのではなく、メンバーの知見や言葉を尊重しながら専門的な情報と読み手をつなぐことを目指したとしています。初めて知る人にも目的や背景、難所や挑戦を伝える情報設計やデザイン、Web制作が行われています。

プロジェクトサイトでは、主に4つの切り口で情報が整理されています。

- MISSION:世界初となる火星圏からのサンプルリターンミッションについて、2026年の打上げから2031年の地球帰還までの計画や課題、それらを乗り越える「探査機の三変化と10のパーツ」を解説します。
- SCIENCE:フォボスが探査地に選ばれた理由やサイエンスの目的、取り組む未解決問題を解説するほか、探査機に搭載される13のミッション機器の役割や開発担当からのコメント、研究者向けの関連論文リストを掲載します。
- PROGRESS:検討に10年、開発に6年をかけたプロジェクトについて、2015年の始動時からの軌跡と現時点で想定しているミッション・スケジュールを一覧化しています。
- CONTENTS:公式オンラインゲームや「MMXモデルを3-Dプリンターで作ろう!」といった学習教材・データ提供のほか、関連動画、読み物「読むISAS :MMX特集」や日本惑星科学会誌『遊・星・人』連載などをまとめて紹介しています。

株式会社スマイルズは、2025年9月よりMMXプロジェクトのコミュニケーションデザインの伴走を行っています。2025年11月には探査機に搭載する応援メッセージ募集企画「#グッドラックMMX」の企画・構成・WEBサイト制作などを担当し、2026年1月の一部リニューアルを経て、2026年10月の打上げに向けた再リニューアルを担当しました。今後もJAXAをはじめとする研究機関や企業などと連携しながら伴走を続ける方針です。
関連サイトおよび会社概要は以下の通りです。
- MMXプロジェクトWEBサイト:https://www.mmx.jaxa.jp/
- 株式会社スマイルズ 公式WEBサイト:http://www.smiles.co.jp/
- 所在地:東京都目黒区
- 代表者:代表取締役社長 野崎亙

本記事は株式会社スマイルズの発表をもとに作成しました。
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