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陸前高田の伝統芸能三ノ戸剣舞を若者が披露 認定NPO法人SETの学生や移住者ら

岩手県陸前高田市の奇跡の一本松ホールで10月4日、第60回陸前高田市民芸術祭が開催された。矢作町生出地区に伝わる伝統芸能「三ノ戸剣舞」の舞台には、三ノ戸剣舞保存会の担い手とともに、認定NPO法人SETの学生メンバー3名と移住メンバー4名が出演した。出演した若者たちは約2年の稽古を経て公式舞台に立ち、地域住民とともに演舞を披露した。

2年間の稽古を経て市民芸術祭の舞台へ

奇跡の一本松ホールに設けられた舞台では、SETメンバーが保存会の地域住民と並んで「三ノ戸剣舞」を演じた。約2年間の練習の集大成となった本番の会場には、生出地区から足を運んだ住民の姿も見られた。

舞台を終えた学生メンバーは、応援してくれる仲間の存在や地域住民の支えがあったから最後までやり切ることができたと振り返った。三ノ戸剣舞保存会からも、若い世代が稽古に加わり、ともに舞台に立ったことを喜ぶ声が寄せられた。

人口減少と担い手不足に直面する伝統芸能

岩手県沿岸地域では東日本大震災以降、人口減少と高齢化を背景に、地域に根ざした伝統芸能の担い手確保が課題となっている。矢作町生出地区の「三ノ戸剣舞」も例外ではなく、保存会は若い人が入ってくれるとは思っていなかったと語る。

SETの学生メンバーは団体の学生プログラムを通じて陸前高田を好きになったことを機に、移住メンバーは同市への移住を機に保存会へ入った。単発の体験にとどまらず、月1回のペースで生出地区に通いながら練習を重ねている。

10月24日の陸前高田市産業祭りでも披露を予定

次の披露の場として、10月24日に陸前高田市産業祭りが予定されている。会場はまちなか広場周辺で、保存会の地域住民とともに「三ノ戸剣舞」を演じる予定だ。

SETメンバーは引き続き練習に参加しながら生出地区との関係を積み重ねており、舞台を終えた学生メンバーの一人は、これからも続けていきたいと話している。

認定特定非営利活動法人SETの概要

認定NPO法人SETは2011年の東日本大震災以降、岩手県を中心とした地域で若者と住民が学び合う仕組みをつくってきた。修学旅行民泊や大学生・社会人向けプログラムなどを展開し、2024年度は年間5,000人以上が参加した。過去に2度の内閣総理大臣賞を受賞している。

  • 団体名:認定特定非営利活動法人SET
  • 所在地:岩手県陸前高田市広田町字山田52-6
  • 理事長:三井俊介
  • 設立:2011年3月12日(法人化:2013年6月18日、認定取得:2025年10月16日)
  • 公式サイト:https://www.nposet.org
  • 問い合わせ先(広報担当):set.forjapan@nposet.com / 電話:0192-47-5747

本記事は認定NPO法人SETの発表をもとに作成しています。

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