徳島県立鳥居龍蔵記念博物館が坪井正五郎の企画展を2026年10月開催へ
徳島県立鳥居龍蔵記念博物館は、2026年10月17日(土)から11月23日(月・祝)まで、令和8年度企画展「日本人類学のパイオニア 坪井正五郎」を開催します。徳島出身の人類学者である鳥居龍蔵の才能を見出し育てた恩師、坪井正五郎の研究の様相や後進たちの業績を紹介する展示となります。会場は徳島県立博物館1階 企画展示室です。

恩師・坪井正五郎と後進たちの業績を紹介




鳥居龍蔵 [1870-1953] は傑出した研究者として知られますが、その才能を見出して育てたのが恩師の坪井正五郎 [1863-1913] でした。坪井は1884(明治17)年に大学生でありながら仲間とともに人類学会(現在の日本人類学会)を設立し、1893年には東京大学人類学教室の初代教授に就任するなど、人類学の確立と発展に努めました。
各地で遺跡や習俗などの調査・研究を進めたほか、市民向けの講演にも精力的に取り組み、そのもとには多種多様な経歴を持つ人々が集まりました。本企画展では、坪井による研究の様相とともに、坪井の下で学んだ鳥居や大野延太郎(おおの・のぶたろう/雲外:うんがい) [1863-1938]ら後進の業績を取り上げ、日本人類学の黎明を振り返ります。

展示構成は以下の通りです。
- プロローグ: 坪井正五郎と鳥居龍蔵の出会い
- 第1章: 坪井正五郎、日本で人類学を始める
- 第2章: 坪井正五郎、人類学の確立に努める
- 第3章: 坪井正五郎、人材を育てる -鳥居龍蔵と大野延太郎-
- 第4章: 坪井正五郎、市民に人類学を広める
- エピローグ: 坪井正五郎がのこしたもの
関連行事として講演会や展示解説を実施
会期中には、関連行事として2回の記念講演会と展示解説が行われます。記念講演会はいずれも文化の森 イベントホールで開催され、定員は各回100名で申込不要の先着順、参加費は無料です。
第1回記念講演会「坪井正五郎の人類学研究 -人種論を中心に-」は、2026年10月25日(日) 13:30~15:00(受付13:00~)に実施され、東京都教育委員会 学芸員の平田健氏が講師を務めます。
第2回記念講演会「日本人類学における画工・大野延太郎(雲外)の役割 -坪井正五郎や鳥居龍蔵との交流を背景として-」は、2026年11月15日(日) 13:30~15:00(受付13:00~)に開かれ、大阪大学大学院人文学研究科 助教の藏田愛子氏が登壇します。
また、担当者による展示解説は10月18日(日)、11月3日(火・祝)、11月22日(日)の各日13:30~14:30に実施されます。事前申し込みは不要ですが、企画展の観覧料が必要です。
企画展の開催概要
本企画展の開催概要は以下の通りです。
- 名称: 令和8年度企画展「日本人類学のパイオニア 坪井正五郎」
- 会期: 2026年10月17日(土)〜11月23日(月・祝)
- 会場: 徳島県立博物館1階 企画展示室(徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内)
- 開館時間: 9:30〜17:00
- 休館日: 月曜日(※ただし11月23日は開館)
- 観覧料: 一般 200円 / 高校・大学生 100円 / 小・中学生 50円(※土・日・祝日は高校生以下無料。各種割引・減免制度の詳細は公式HPをご確認ください)
- 主催: 徳島県立鳥居龍蔵記念博物館、徳島県立博物館
本記事は徳島県立鳥居龍蔵記念博物館の発表をもとに作成しました。
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