フーモアがテレビ東京と資本業務提携 M&Aも実施しグッズ製造まで一気通貫へ
クリエイティブ制作やIP開発を手がける株式会社フーモアは、株式会社テレビ東京を引受先とした第三者割当増資と金融機関からのデットファイナンスによる資金調達を実施した。あわせて、アニメIPの描き下ろしから製造までの一気通貫の体制を築くため、関連企業のM&Aを実施したことを明らかにした。テレビ東京との資本業務提携を通じて協業体制を整え、コンテンツやIPの商品化ビジネスの加速と収益拡大を目指す。
資本業務提携とM&Aによる体制強化
東京都港区に拠点を置き、代表取締役を芝辻 幹也氏が務めるフーモアは、イラストレーターや漫画家等の作家16,000人のネットワークを基盤に年間150本以上の版権イラストを担当している。数多くの有名IPで描き下ろしイラストの制作実績を持ち、ポップアップショップの運営を含む実店舗や催事、EC等を結ぶ事業基盤を有している。
今回の資本業務提携は、代表取締役社長を吉次弘志氏が務めるテレビ東京が推進する長期ビジョン「テレ東VISION2035」および「CaaS(Contents As A Service)戦略」に基づき、アニメIPの事業基盤を強化するために実施された。また同時に、金融機関からのデットファイナンスで調達した資金を活用して関連企業のM&Aを実行した。これにより、イラストの制作にとどまらず、グッズの企画、製造から流通、販売までを自社グループ内で一気通貫して完結できる体制を構築し、テレビ東京をはじめとするIPホルダーのニーズに対応していくとしている。
今後の事業展開
テレビ東京との提携およびM&Aによって強化された事業基盤を通じ、以下の3つの取り組みを推進していく方針だ。
- 描き下ろしイラスト制作体制の強化:グッズ向け描き下ろしイラストの制作ノウハウやクリエイターネットワークを活用し、スピーディなグッズ展開でファンとライセンシーのニーズに応える。
- 既存アニメIPの事業拡大:新作アニメのみならず既存アニメについても商品化に必要なガイドブックやイラスト素材等を再整備し、グッズ化や催事への再展開を推進する。
- 新作IPのタイムリーな商品展開:放送・配信やSNSでの話題化(ブームアップ)のタイミングに合わせ、ポップアップショップ等の実店舗や販売チャネルを活用して迅速なグッズ供給を行う。
両社代表者らのコメント
株式会社テレビ東京 取締役 アニメ担当、CaaS・IP推進会議副議長の廣部琢之氏は、イラスト制作に強みを持つフーモアとの提携を歓迎し、商品化ビジネスの迅速化と拡大を推進して作品の魅力を国内外に届けていく姿勢を示した。
フーモア代表取締役の芝辻幹也氏は、強みである「イラスト制作・MD企画力」とM&Aで得た「グッズ製造力」を掛け合わせ、企画から製造・販売まで一気通貫の体制を構築中であると説明。テレビ東京との提携を通じて体制を強固にし、アニメIPの価値最大化と事業拡大に取り組む考えを表明している。
- 会社名:株式会社フーモア
- 代表者:代表取締役 芝辻 幹也
- 所在地:東京都港区港南1-6-34 品川イースト2F
- 設立:2011年11月
- 事業内容:イラスト事業、漫画事業、カードゲーム開発事業、webtoon事業、MD事業、グッズ企画開発製造事業
本記事は株式会社フーモアの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



