アークエッジ・スペース、JAXAのLunaNet LANS実証受信機の開発を落札
株式会社アークエッジ・スペースは、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)が実施した一般競争入札「LunaNet LANS実証受信機の開発」を落札しました。国際的な月通信・測位の枠組み「LunaNet」に基づく月測位サービス「Lunar Augmented Navigation Service(LANS)」の相互運用性実証に用いる受信機の開発を担います。同社は信号を送信する衛星側と受信する受信機側の双方の開発を手がけることになります。
日米欧の衛星信号を受信するLANS実証受信機を開発
本事業で開発されるLANS実証受信機は、日本の月測位衛星システム「Lunar Navigation Satellite System(LNSS)」の実証衛星に加え、NASA(アメリカ航空宇宙局)およびESA(欧州宇宙機関)が計画する月測位衛星から送信される月測位信号「Augmented Forward Signal(AFS)」を受信・復調する装置です。
受信機は、測位に必要な観測量および航法メッセージを取得するだけでなく、取得した信号と月面の標高情報を組み合わせ、月面上でリアルタイムに測位演算を行う機能を備えます。事業の名称は「LunaNet LANS実証受信機の開発」で、JAXAのLunaNet LANS実証ミッションに向けた月南極域用LANS実証受信機の開発を担い、開発期間は2026年9月~2029年6月となっています。
衛星と受信機の双方を手がけ相互運用性を実証へ
東京都江東区に本社を置き、代表取締役 CEO を福代 孝良が務めるアークエッジ・スペースは、JAXAの宇宙戦略基金「月測位システム技術」の実施機関として、LNSS実証衛星および主要サブシステムの開発にも取り組んでいます。
同社は、測位信号を送信するLNSS実証衛星と、月面でその信号を受信・利用するLANS実証受信機の双方を開発することにより、日本・米国・欧州の月測位システム間の相互運用性および月測位精度の実証に取り組みます。将来の月探査や月面活動を支える月測位インフラの実現を目指す方針です。
関係者のコメント
JAXA 国際宇宙探査センターの村田 眞哉氏は、開発する実証受信機について、日本・米国・欧州の月測位衛星から配信されるAFSを月圏で受信し、各国のシステム間の相互運用性と共同で構成するLANSによる月測位精度を世界で初めて実証するものだと説明しています。
アークエッジ・スペース 衛星測位事業部 部長の渋川 季裕は、月測位サービスの実現には測位信号を送信する衛星と利用する受信機の双方が不可欠であり、双方は開発に携わることには大きな責任と意義があると考えているとコメントしています。
事業および企業概要
■事業概要
- 名称:LunaNet LANS実証受信機の開発
- 開発概要:JAXAのLunaNet LANS実証ミッションに向けた月南極域用LANS実証受信機の開発
- 開発期間:2026年9月~2029年6月
■株式会社アークエッジ・スペース 概要
- 本社所在地:東京都江東区有明一丁目3番33号ドーム有明ヘッドクォーター3階
- 代表取締役CEO:福代 孝良
- 設立:2018年7月
- WEB:https://arkedgespace.com/
本記事は株式会社アークエッジ・スペースの発表をもとに作成しました。
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