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ドゥカティが新型Panigale V4を発表 2027年4月に日本発売へ

ドゥカティは2026年10月15日、フラッグシップ・スーパーバイクの進化形となる新型「Panigale V4」を発表した。エンジン、エアロダイナミクス、シャシー、エレクトロニクスの全方位にわたる改良が施され、サーキットにおけるパフォーマンスと扱いやすさの向上が図られている。新型モデルは2027年3月からヨーロッパで、4月から日本の正規販売店で販売が開始される予定となっている。

最高出力218psへ向上したデスモセディチ・ストラダーレ・エンジン

新型Panigale V4に搭載されるデスモセディチ・ストラダーレ・エンジン(1,103 cc)は、インテーク、エグゾースト、潤滑システムの改良が施された。新しい高流量エア・インテーク(300km/h 走行時で+0.6%)や動力損失を低減する潤滑油回路の再調整により、Euro5+認証仕様における最高出力は218ps(+2ps)へと向上している。

特に12,000~14,000rpmでの出力向上が図られており、13,000rpmではピークパワーが3.5ps増加したほか、高速走行時には新しいインテーク・システムにより300km/h 走行時で1.3psのパワーアップを果たす。最終減速比は2.563から2.471に変更され最高速度が12km/h 向上したことに加え、2速から5速までのレブリミットが15,000rpmに引き上げられた。これによりギアチェンジの回数が削減され、イタリアのヴァレルンガ・サーキットでは1周あたりのギアチェンジが2回少なくなったとしている。

サーキット向けには、出力を11ps、トルクを7Nm向上させ、車重を6.6kg軽量化するアクラポヴィッチ製フルレーシング・エグゾーストPROも設定される。

シャシー面では、極端なバンク角におけるタイヤ性能の引き出しに注力された。フロント・フレームは横方向の剛性が12%低減され、深いバンク角でのタイヤと路面の接地性やコーナリング時のフィーリング向上が図られている。また、ホイールベースが8mm短縮されたことで、コーナー切り返し時の俊敏性が高められた。

Panigale V4 Sには、サーキット走行向けに設計された新しい調整可能なクリップオン・ハンドルが採用された。ハンドルバーを10mm高くセットすることでライディング・ポジションを高め、ハードブレーキング時のコントロール性を向上させるとともにライダーの身体的負担を軽減する仕様となっている(サーキット走行時に限って調整が可能で、公道走行は不可)。

新開発のエレクトロニクス制御と走行性能の実証

エレクトロニクス分野では、従来のエンジン・ブレーキ・コントロールに代わり「ダイナミック・エンジン・ブレーキ」が導入された。ドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)アルゴリズムを用い、リア・ホイールにかかる実際の負荷に基づいてエンジン・ブレーキを調整する。

さらに、減速時にリア・ホイールの役割を高める新しい「レース・ブレーキ・コントロール」も初めて搭載された。これら2つのシステムが連携することで、プロ・ライダーのようなリア・ブレーキ制御を支援し、ブレーキング・ポイントを遅らせながらタイトな走行ラインの維持を可能にする。ヴァレルンガ・サーキットで実施されたテストでは、従来モデルと比較して平均ラップタイムが0.4秒短縮された。

新型Panigale V4は、2027年3月からヨーロッパのドゥカティ正規販売店で、4月から日本の正規販売店で販売が開始され、その後数ヶ月のうちに他の国々でも順次展開される予定である。Panigale V4 Sを対象に、好みのカラーやコンポーネントを工場で構成できる「ドゥカティ・ファクトリー・メイド・プログラム」も発表されたが、ヨーロッパ市場から開始され、日本市場への導入時期は未定となっている。

各モデルの主な構成は以下の通りである。

  • Panigale V4 S:装備重量(燃料を除く)187 kg。最高出力 218ps@13,500rpm、最大トルク 120.6 Nm@11,000rpm。オーリンズ製Smart EC 3.0電子制御システム(オーリンズ製NIX30フォーク、オーリンズ製TTX36リア・ショック・アブソーバー、オーリンズ製ステアリング・ダンパー)、5スポーク鍛造アルミニウム製ホイール、リチウムイオン・バッテリー、ブレンボ製Hypure™ モノブロック・キャリパー、ピレリ製ディアブロ・スーパーコルサV4タイヤを装備。
  • Panigale V4:装備重量(燃料を除く)191 kg。43mm径 ショーワ製フルアジャスタブル・ビッグピストン・フォーク(BPF)、ザックス製フルアジャスタブル・モノショック、ザックス製ステアリング・ダンパー、Y字5スポーク軽合金ホイール、鉛バッテリーを装備。

本記事はドゥカティジャパン株式会社の発表をもとに作成。

ドゥカティジャパン株式会社

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