コープさっぽろとピリカ、ごみ拾い活動を推進
株式会社ピリカと生活協同組合コープさっぽろは、2024年3月21日から共同で「見える化ページ」を運用開始することを発表した。この取り組みは、環境問題に対する科学技術の力を活用し、具体的な行動につなげることを目指している。
コープさっぽろは、北海道全域で店舗や宅配を通じて組合員が利用した資源の回収・再利用を推進している。また、北海道の森づくりを支援する「コープ未来の森づくり基金」など、組合員と連携した環境対策を実施している。
特に、適切に回収・処分されなかったプラスチックごみが世界的な問題となっていることから、自分たちでできることから始めようという思いから、マイボトルを持ち歩く運動を始めた。これに加えて、道内各地の海岸の清掃を行う「海のクリーンアップ大作戦!」を2021年から開始し、2023年には全道46箇所で開催し、のべ1万人以上が参加した。
これらの活動を可視化し、より多くの人々に知ってもらうために、ピリカ企業・団体版「見える化ページ」を開設した。このページでは、「マイボトルエコアクション」と「海のクリーンアップ大作戦!」の取り組みが紹介されている。
今年の「海のクリーンアップ大作戦!vol.4」は、2024年5月15日と18日に全道47箇所で同時開催予定である。SNSピリカを活用し、各地から発信されたごみ拾い活動の様子を「見える化ページ」で紹介し、道内全域の盛り上がりを伝える予定だ。
株式会社ピリカは、2011年に大学の研究室で非公式のプロジェクトとして始まり、同年に法人化した。ごみ拾いSNS「ピリカ」は2011年にリリースされ、現在では130の国と地域から累計3.5億個のごみが拾われている。また、流出ごみを計測する共通基準を生み出すべく、「タカノメ」や「アルバトロス」を開発し、海洋・陸のごみの流出状況をオープンデータで発表している。
このような取り組みを通じて、ピリカとコープさっぽろは、自分たちができることから始め、環境問題に対する意識を高め、具体的な行動につなげていくことを目指している。