「スマホ没頭」45.3%、犠牲になる時間は?

スマートフォンの普及率が9割近くに達している現代、その便利さと楽しさに時間を犠牲にしてしまう人が少なくないことが、株式会社NEXERが運営するスマートフォンメディア「スマートフォンPLUS」の調査で明らかになった。調査は、全国の会社員やアルバイト、パートなどで働いている700人を対象に、スマートフォンに没頭してしまう時間について行われた。

その結果、45.3%の人が何らかの時間を犠牲にしてスマホに没頭することがあると回答。最も犠牲にしている時間としては、46.1%の人が「趣味の時間」を挙げ、次いで13.6%の人が「家族との時間」を挙げた。その他には、「寝る時間」や「家事の時間」、「お風呂の時間」などが挙げられた。

また、スマートフォンに没頭する理由としては、面白い動画や漫画がたくさんあること、ポイント活動(ポイ活)をしてお小遣いを増やしたいこと、興味のある情報が大量に流れてくることなどが挙げられた。

しかし、63.1%の人が時間を犠牲にしてスマートフォンに没頭してしまうのを止めたい、あるいは軽減したいと思っていると回答。その理由としては、時間の無駄だから、趣味に没頭したいから、体に悪いからなどが挙げられた。

この調査結果からは、スマートフォンの便利さと楽しさに引き寄せられ、多くの時間をその使用に費やしてしまう一方で、その時間を削り過ぎたり健康に害が出てしまったりすることへの懸念も見受けられる。スマートフォンは便利で楽しい道具であるが、その使用には適度な制限が必要であることを改めて認識させられる結果となった。