Dellows News

島根県立石見美術館で葛飾北斎の永田コレクション全貌公開展の第2章を開催へ

世界的な葛飾北斎研究者である故永田生慈氏の遺志により島根県外不出とされる「永田コレクション」の全貌を公開する展覧会の第2章が、島根県立石見美術館で開催されます。会期は2026年09月19日から2026年11月09日までです。島根県立美術館と島根県立石見美術館による全四章の展覧会の一環として実施されます。

永田コレクション全貌公開の第2章として「葛飾北斎期」・「戴斗期」を紹介

本展は「石見版 企画展 永田コレクションの全貌公開〈二章〉「葛飾北斎期」・「戴斗期」編」として実施されます。北斎が大きく注目される契機となった46歳から60歳頃まで、主に用いた画号から「葛飾北斎期」・「戴斗期(たいとき)」とよばれる時期の作品を取り上げます。

会場となる島根県立石見美術館の展示室Dでは、読本(長編小説)の挿絵や『北斎漫画』などの絵手本をはじめ、錦絵、摺物、肉筆画など520点におよぶ作品が展示されます(前期・後期で展示替あり)。

永田コレクションは、島根県津和野町出身の北斎研究者である永田生慈氏が収集した約2,400件におよぶ作品や資料群です。葛飾北斎に関する個人コレクションとして世界屈指の規模を誇り、北斎の画業と生涯を体系的にたどれる点が特徴で、2017年度に島根県へ寄贈されました。

版本世界の総覧や初摺・後摺の比較など多彩な見どころ

展示の見どころとして、北斎が手がけた主要な版本(木版による本)の紹介が挙げられます。大胆な構図や緻密な描写による長編小説の挿絵や絵手本が並びます。

また、同じ版木から摺られた作品でも時期によって色や線、細部の表現が異なる点に着目し、初摺と後摺を比較できる展示を実施します。北斎が当初目指した表現や、江戸時代の出版事情も紹介されます。

さらに、『北斎漫画』の板木や、販売当時に版本を包んでいた袋など、研究者の収集ならではの希少資料も公開され、作品が読者へ届くまでの過程を伝える構成となっています。

島根県立石見美術館の概要

島根県立石見美術館は、劇場と一体になった芸術文化複合施設「グラントワ」(島根県芸術文化センター)の一角にあり、石州瓦を用いた建築空間で石見ゆかりの美術などを紹介しています。

  • 会場:島根県立石見美術館 展示室D(島根県芸術文化センター「グラントワ」内)
  • 所在地:島根県益田市有明町5-15
  • 会期:2026年09月19日~2026年11月09日
  • 休館日:9/24(木)、29(火)・10/6(火)、13(火)、20(火)、27(火)・11/4(水)
  • 電話番号:0856-31-1860
  • URL:https://www.grandtoit.jp/museum/

神話展や石見銀山関連イベントなど関連トピックス

島根県内および首都圏では、関連する特別展やイベントも予定されています。

島根県立古代出雲歴史博物館(出雲市)では、2026年10月9日(金)から11月29日(日)まで、リニューアル記念 特別展「その後のヲロチとスサノヲ」が開催されます。古代から近現代までのヲロチ退治神話の変容をたどる内容です。

東京都豊島区東池袋の古代オリエント博物館では、2026年9月19日(土)から12月6日(日)まで、石見銀山発見500年・世界遺産登録20周年記念【秋の特別展】古代オリエントから石見銀山へー 銀が動かす世界ーが開催されます。関連事業として、サンシャインシティ噴水広場で2026年10月18日(日)に「石見銀山発見500年記念イベント まるっといわみフェス」も実施されます。

また、東京都千代田区有楽町1丁目2−2日比谷シャンテ地下1階のアンテナショップ「日比谷しまね館」では、2026年10月18日(日)にロシアン佐藤さんが来館する「トークショー&試食販売会」が開催されます。

本記事は島根県観商工労働部観光振興課 観光宣伝係の発表をもとに作成しました。

アクセスランキング

今日

1週間