ヤマトプロテックのK/SMOKE DEVICEが2026年度グッドデザイン賞受賞
ヤマトプロテック株式会社のエアロゾル自動消火装置「K/SMOKE DEVICE」が、「2026年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法⼈⽇本デザイン振興会)」を受賞した。あわせて、審査委員が気になったものや目に留まった個人的なお気に入りなどを選出する特別企画「私の選んだ一品」にも選ばれている。本製品はリチウムイオンバッテリー火災などの課題解決に向けて開発され、2027年3月発売予定となっている。



近年、リチウムイオンバッテリーに起因する火災が急増している。発火リスクの高いリチウムイオンバッテリーは通常の廃棄ができないため放置されやすく、非常に危険な状態にあるという。昨今では地方自治体や大手量販店などで回収が行われるようになったが、その回収ボックス自体も発火リスクが高く、確実な対策が求められている。また、風力発電装置の内部や配電盤内部といった「小さな空間」での火災も多数発生している。
こうした課題を解決するために開発されたのが、エアロゾルガス自動消火装置「K/SMOKE DEVICE」である。
電源不要で作動する設計と小型化の両立

本装置は、火災時の熱を受けてガスを自動放出するため電源が不要で、強力な両面テープなどで簡単に設置できる。消火薬剤に使用されているカリウムは人体に安全で、消火後の汚染や環境への影響も最小限に抑えられるとしている。
廃バッテリーの回収ボックスなど「小さな空間」への設置を可能にするため、機器自体のサイズをコンパクトに抑え、消火性能は落とさない設計が行われた。ガスの放出圧力に耐えられるケースの強度を得るためにアルミ一体ケースを採用し、機能的かつ美しい仕上げを実現した。さらに、電源不要で作動させるため、感知器無しで初期の発火を捉えられるよう、最初に高温で反応する検知シートを挿入し、適切に確実に作動する設計となっている。
グッドデザイン賞は、1957 年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、デザインの評価とプロモーションの活動である。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に毎年実施されており、受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれている。
本製品は2026年度グッドデザイン賞の受賞に加え、審査委員の特別企画「私の選んだ一品」にも選ばれた。
ヤマトプロテック株式会社は東京都港区白金台5-17-2に本社を置き、代表取締役社長を大幸 斉が務める。消火装置・火災警報装置・避難誘導装置などの設計や施工監理、消火器具機械・消火剤の製造および販売などを展開している。
- 創業:1918(大正7)年1月17日
- 資本金:9,900万円
- URL:https://www.yamatoprotec.co.jp/
- 従業員数:ヤマトプロテック:381名 グループ連結:744名(2026年1月1日現在)
- 売上:ヤマトプロテック:359.9 億円 グループ連結:399.2 億円
- 経常利益:ヤマトプロテック:67.6億円 グループ連結:73.2億円
本記事はヤマトプロテック株式会社の発表をもとに作成。
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