ギブリーのTrackが自動車業界のSDVスキル標準に基づく可視化機能を提供開始
株式会社ギブリーは、同社が提供するスキルインテリジェンスプラットフォーム「Track(トラック)」において、自動車業界の「SDVスキル標準」をベースとしたスキル可視化機能の提供を開始しました。
本機能は、経済産業省と公益社団法人自動車技術会が策定し、一般社団法人iCD協会がiCD(iコンピテンシ ディクショナリ)フレームワークへ実装した業界標準のスキル体系を活用するものです。自動車関連企業は、SDV(Software Defined Vehicle)時代に求められる人材と自社人材とのギャップを共通の尺度で把握し、育成、配置、採用の施策に活用できるようになります。
SDVシフトに伴う人材把握の課題


自動車業界では、車両の機能や価値がソフトウェアによって定義・更新される「SDV」への移行が進んでおり、従来の機械・ハードウェア開発に加えてソフトウェア、AI、クラウド、サイバーセキュリティ、データ活用などを担う人材が急速に求められています。
こうした背景から、経済産業省と公益社団法人自動車技術会が連携して「SDVスキル標準」を策定し、2025年3月に解説書を公表しました。さらに2025年12月には一般社団法人iCD協会が同標準をiCDフレームワークへ実装し、SDV時代の人材像を共通の枠組みで扱える環境が整いつつあります。一方で、この標準を自社の人材データに当てはめ、誰がどの領域でどのレベルのスキルを持っているかを継続的に可視化する仕組みの構築が各企業の課題となっていました。
31職種とレベル定義に対応した新機能
SDVスキル標準の「キャリア定義」では、SDV開発で求められるスキルに応じて職種を細分化し、ドメインスペシャリストやソフトエンジニアなど31職種を定義しています。これらは管理者、専門技術者、In-Car技術者、クラウド技術者、UX/SDV技術者、支援技術者の6つの人材区分に分類され、職種ごとにレベル(1〜7)が示されています。
今回、TrackにはSDVスキル標準をベースとしたタスクディクショナリー(辞書)、31職種分のスキルタクソノミー(スキル分類体系)、および対応するスキルアセスメントが標準装備されました。これにより、業界標準の尺度で従業員一人ひとりのSDV関連スキルの保有状況を可視化し、組織全体における不足領域を把握できるほか、スキルデータの継続的な蓄積により施策前後の変化を追跡できます。さらに、Trackの育成(Track Learning)、配置(Track Workforce)、採用(Track Recruiting)の各機能と連携して活用することが可能です。
主なユースケースと対象
本機能の主なユースケースとして、業界標準に基づいた客観的な人材・スキルの現状把握、育成リソース投資対象の優先順位付け、ハードウェア中心からソフトウェア・AI領域へのシフトに向けた人材ポートフォリオの意思決定、グループ会社やサプライヤー間を含む社内外での共通認識の形成などが挙げられています。
SDV領域の人材育成・配置を検討する自動車関連企業の人事・人材開発部門や、ソフトウェア/AI人材へのシフトに向けて既存エンジニアのスキル可視化を目指す技術部門・DX/AI推進部門、業界標準に基づき人材戦略を立案・モニタリングしたい経営層などを対象としています。
株式会社ギブリー取締役の新田章太氏は、開発プロセスや人財のスキル構成を計画的に変えていくためには現状のスキルを業界標準で把握し、不足する領域と優先順位を議論できる状態をつくることが欠かせないとした上で、本機能が人財ポートフォリオの見直しや施策具体化の土台になることへの期待を述べています。
株式会社ギブリーについて
- 社名:株式会社ギブリー
- 所在地:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル8階
- 代表者:代表取締役社長 井手 高志
- 設立:2009年4月28日
- 資本金:50,000,000円
- 事業内容:AIトランスフォーメーション事業「MANA」/AI共創開発事業「Givery AI Lab」/AIマーケティング事業「DECA」/人的資本インテリジェンス事業「Track」/サイバーセキュリティ事業
- URL:https://givery.co.jp/
本記事は株式会社ギブリーの発表をもとに作成されています。
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