DigeonのENSOU AI、神戸シティ・プロパティ・リサーチに導入
株式会社Digeonは、同社が提供する法人向けAIエージェントサービス「ENSOU AI」が、一般財団法人 神戸シティ・プロパティ・リサーチに導入されたことを明らかにしました。
神戸のまちづくりに資する不動産活用や調査・研究を行う同財団では、少人数で幅広い事業を担当する中、資料調査の負担軽減やシャドーAIのリスクに対応する組織的な活用環境の整備が課題となっていました。導入後は情報収集や文書作成の効率化が進み、事前準備作業の時間が削減されるなどの効果が出ています。
導入の背景と課題
神戸シティ・プロパティ・リサーチは、歴史的建築物などの活用可能性の検討や、地域活性化に向けた取り組みを進めている財団です。同財団では少人数で多岐にわたる事業を担当しており、複数の資料やWeb情報を読み比べて面談や会議向けにまとめる作業に負担がかかっていたほか、蓄積した記録や事例を横断的に探す点にも課題を抱えていました。
また、職員個人が生成AIを試す一方で組織共通のルールがなく、業務情報の入力に対する不安といったシャドーAIのリスクが存在していました。これらに対応し、組織として活用できる環境を整える目的で導入に至りました。
調査時間の大幅短縮と文書作成の効率化
同財団では、まちづくりや不動産活用に関する情報収集、先行事例調査、面談前の確認事項整理にENSOU AIを活用しています。情報収集・事例調査の所要時間は、導入前の1件あたり1~2時間、長い場合で3~4時間から、導入後は最短10分、長くても1時間以内に短縮されました。新たな事業者との面談に向けた月数件程度の事前準備では、作業時間を5~7割程度削減しています。

また、議事録の要約や報告資料の草案作成、事業スキームの比較といった企画検討にも利用されています。従来は複数名で分担していた作業を担当者が完結できるようになり、内容確認や関係者との調整などに充てる時間を確保しています。
運用体制の整備と今後の展開
導入にあたりDigeonは、基礎知識やプロンプトの考え方に加え、ハルシネーションや著作権などの留意点を扱う研修を実施し、利用ガイドラインの策定を支援しました。同財団では個人情報や非公開情報などの入力を禁止し、AIの出力を原資料と照合する運用を重視しています。
代表理事 理事長の花岡正浩氏は、情報検索や定型作業の迅速化だけでなく、自分にはなかった視点や発想を得て考えを広げる構想力を補うものとしてAIを活用することに期待を寄せています。今後は、カスタムチャットボットによる蓄積情報の活用や、スキル機能による業務手順の共有などを検討していく方針です。
関係者概要
一般財団法人 神戸シティ・プロパティ・リサーチ
- 所在地:神戸市中央区港島中町6丁目9番1 神戸国際交流会館9階
- 活動内容:歴史的建築物等の保存・活用支援、戦略的なまちづくりに向けた調査・研究やコーディネート
- URL:https://www.kcpr.or.jp/
株式会社Digeon
- 所在地:兵庫県神戸市中央区浪花町64 三宮電電ビル5階
- 代表者:代表取締役 山﨑祐太
- 設立:2020年10月28日
- 事業内容:ENSOU AIの開発・提供・運用、生成AI開発、基幹業務システム開発
- URL:https://digeon.co/company
本記事は株式会社Digeonの発表をもとに作成されています。
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