台湾の半導体設備産業、26年上半期販売額が前年同期比38.81%増と急成長
中華民国台北市に拠点を置くワイズコンサルティング グループ(代表取締役:吉本康志)は、台湾機械業界最新レポートを発行しました。レポート内では台湾半導体設備産業の2026年上半期動向を特集し、販売額が前年同期比で約4割増を記録した市場構造を分析しています。あわせて、資源リサイクルの動向や個別企業の事業展開、金型産業の成長トレンドなど、台湾製造業を取り巻く最新状況をまとめています。

半導体設備産業の販売額が前年同期比38.81%増を記録
台湾電子・半導体生産用機械設備製造業の2026年上半期の販売額は、前年同期比38.81%増の1,591億8,400万台湾元に達しました。
市場の背景には、AIやHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)、先進パッケージング向け需要の拡大継続があります。これに加え、TSMCなどの半導体メーカーが台湾製設備の調達比率を引き上げたことが業界全体の成長を牽引しています。

廃金属の再利用率が上昇しレアメタル回収へシフト
2025年の台湾における非有害廃金属・金属くず混合物の再利用率は、75.91%(約76%)に上昇しました。
鉄スクラップなどの需要が減少傾向にある一方、地政学リスクを背景にタングステンなどの希少金属(レアメタル)に対するリサイクル需要が高まっています。台湾の「都市鉱山」の取り組みは、より戦略的価値の高い資源へと軸足を移しています。
独自無線技術による防犯・消防市場の開拓事例
警報器メーカーの大鵬科技(クライマックス・テクノロジー)は、長距離通信と低消費電力を両立する独自の狭帯域無線技術「F1/SF1」を活用しています。同社はこの技術をもとに、配線が困難な欧州の歴史的建造物向け防犯システムを受注しました。
今後は高い信頼性が求められる火災警報器分野への出荷も開始し、高付加価値なニッチ市場の開拓を進めています。
AIや半導体向け金型需要が牽引し2桁成長
台湾金型産業の2026年第2四半期の生産額は前年同期比13.8%増となり、2桁成長を記録しました。
従来型の自動車や消費者向け製品の需要回復は限定的であるものの、AIサーバーや半導体設備向けの精密プレス・プラスチック金型の需要が拡大しています。ハイエンド向けへのシフトに伴い、業界内の2極化が鮮明になっています。
発行元の概要
ワイズコンサルティング グループが提供する「機械業界ジャーナル」は、半導体設備や工作機械、金型、自動車、再生エネルギーなど機械業界に特化した日本語情報誌です。
- 会社名:ワイズコンサルティング グループ
- 所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
- 代表者:吉本康志
- 設立:1996年11月
- URL:https://www.ys-consulting.com.tw/
- 事業内容:経営コンサルティング(人事労務・マーケティング・経営戦略・情報セキュリティ)、人材トレーニング(階層別研修・職種別研修)、日本語台湾経済ニュース、機械業界ジャーナル配信、市場調査・業界調査・顧客調査、クラウドサービスの販売
本記事はワイズコンサルティング グループの発表をもとに作成しました。
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