20代正社員の「ミッション浸透度」について調査
若手社員の6割超が成長機会あれば転職検討、会社の理念共感でも定年までと一致せず
CATEGORY: ビジネス

株式会社ジェイックは、自社の就職支援サービスを利用して正社員就職した20歳~29歳で勤務先にミッションや経営理念、ビジョンなどがある人を対象に実施した「ミッション浸透度」に関するアンケート調査の結果を発表しました。調査によると、勤務先の理念に共感している割合が9割を超えながらも、自身の成長につながる環境があれば転職を検討すると答えた人が6割以上に達しています。また、会社が好き・満足していることと定年まで働き続けることは同じではないと考える若手が7割を超える実態が浮き彫りになりました。

8割以上が理念を一定程度言えると回答、共感度は9割超に
自身が勤める会社のミッション(使命・存在意義)やビジョン(展望・目指す姿)を何も見ずに空で言えるか尋ねたところ、「キーワードなら言える」が47.7%で最多となりました。「だいたい言える」は29.8%、「完璧に言える」は6.0%となり、これらを合わせると83.4%が一定程度言えると回答しています。なお、「言えない」は16.6%でした。
会社のミッションやビジョンへの共感度については、「やや共感している」が49.7%、「共感している」が46.4%を占め、両者を合わせると96.1%に達しました。「あまり共感していない」は3.3%、「共感していない」は0.7%にとどまり、大半の若手社員が自社の理念に共感を示しています。
成長環境があれば転職検討が6割超、定年までの就業意識とは乖離
会社のミッションに強く共感していても、より「自身の成長」を加速させられる環境があれば転職を検討するかという質問では、「良い機会があれば検討する」が54.3%、「積極的に検討する」が7.9%となり、合わせて62.2%が転職を検討すると答えました。「あまり検討しない」は26.5%、「全く検討しない」は11.3%となっています。
さらに、「会社が好き・満足している」ことと「今の会社で定年まで働き続ける」ことはイコール(同じこと)かを聞いたところ、「イコールではない(好きでも、働き続けるとは限らない)」が72.2%にのぼり、「イコールである(好きならずっと働きたい)」の27.8%を大きく上回りました。会社への好意や満足度が高くても、長期的な就労意識に直結するとは限らない傾向が示されています。
退職を考える契機には成長限界ややりたいことへの挑戦


会社のミッションに共感しつつも退職して次へ進もうと考える具体的な理由を自由記述で尋ねたところ、現在の会社でこれ以上成長できないと感じたときや、個人のスキル拡張や成長スピードを優先したくなったときといった「成長・キャリアアップ」に関する声が挙がりました。
このほか、新たに実現したいことや挑戦したいことが明確になった場合、社内で学び終わったと感じたタイミング、評価や給与への疑問、結婚・介護などのライフイベント、人間関係の変化などを契機として挙げる意見が寄せられました。
株式会社ジェイック取締役Human Growth Division事業部長の近藤浩充氏は、若手社員が会社への共感だけでなく自身の成長や挑戦の機会を重視しているとし、企業には理念への共感を促すだけでなく、そのもとでどのような成長や挑戦ができるかを示していくことが求められると分析しています。
調査概要
- 調査名称:「ミッション浸透度」に関するアンケート調査
- 調査対象:当社の就職支援サービスを利用して正社員就職した20~29歳の方のうち、勤務先にミッション・経営理念・ビジョンなどがある方
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:Webアンケート
- 調査期間:2026年6月3日~10月1日
- 回答者数:151名
本記事は株式会社ジェイックの発表をもとに作成されています。
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