アスメック、Percipio社の3D産業用カメラGMシリーズを取り扱い開始へ
アスメック株式会社は、3Dカメラを手がける中国・上海のPercipio Technology社が展開する3D産業用カメラ『GMシリーズ』の取り扱いを開始します。『GMシリーズ』は、価格を抑えながら産業用途に求められる安定性を備えたアクティブステレオ方式の3Dカメラです。人手不足などを背景に自動化が進む製造や物流の現場に向けて展開されます。
自動化が進む現場の課題と3Dカメラの需要
製造業や物流業界では、人手不足や熟練者の高齢化、多品種少量生産への対応、品質要求の高度化を背景に、自動化や省人化の取り組みが加速しています。ロボットの「目」となるビジョン技術は自動化の成否を左右する要素の一つとされています。
従来の2Dカメラは平面的な画像から判断するため、対象物の高さや奥行き、積み重なりの状態を正確に把握することが難しく、照明条件や対象物の色・模様の変化で認識が不安定になる課題がありました。これに対し、対象物までの距離を点群・深度画像として取得できる3Dカメラは、ロボットによるピッキングや搬送ロボット(AGV/AMR)の環境認識、外観検査など用途が拡大しています。一方で産業用3Dカメラは高価な製品も多く、初期投資の大きさやPoC(概念実証)段階での費用負担が導入のハードルとなる場面がありました。

『GMシリーズ』は、「消費者向けの価格帯」と「産業用の品質」の両立をコンセプトに開発された3Dカメラです。赤外線(IR)レーザーによるスペックルパターンの投影、左右2台のIRカメラ、RGBカメラを組み合わせ、深度情報とカラー情報を同時に取得するRGB-D撮影に対応しています。
製品は接続方式や仕様が異なる5モデルを展開します。
- GM461-E1: 接続 Ethernet、940nmのIRレーザーを搭載。汎用性の高い標準モデル
- GM463-E1: 接続 Ethernet、850nmのIRレーザーを搭載
- GM465-E1: 接続 Ethernet、レーザーを2基搭載し、視野が広いモデル(約74°×59°)
- GM461-U2: 接続 USB、940nmのIRレーザーを搭載。USB接続で組み込みやすい
- GM463-U2: 接続 USB、50nmのIRレーザーを搭載。USB接続
幅広い分野での想定用途

工業や物流をはじめ、移動ロボット、商業、セキュリティ、教育など幅広い分野での利用が見込まれています。具体的な用途は以下の通りです。
- ロボットピッキング/ビンピッキング: 山積みされた部品や荷物の位置・姿勢を把握し、ロボットによる取り出しを支援
- 物流現場でのパレタイズ/デパレタイズ: 箱の位置や高さ、荷姿を認識し、積み下ろし作業を自動化
- 搬送ロボット(AGV/AMR)の環境認識: 障害物の検知や周囲の状況把握に活用
- 寸法計測・体積計測: 荷物のサイズを非接触で計測し、検品や配送の効率化に貢献
- 外観検査・位置決め: ワークの高さや形状の確認、組み立て時の位置合わせに利用
- 商業施設・セキュリティ・教育/研究: 人流の把握、侵入検知、大学や研究機関での3Dビジョン研究・教材など

Percipio Technology社および取扱会社概要
Percipio Technology社は2015年に設立された上海を拠点とする3D機械ビジョンのリーディングカンパニーで、独自のアクティブステレオ技術をはじめ、ToF、構造化光など複数の方式の3D産業用カメラとソフトウェアを開発・提供しています。
取り扱いを行うアスメック株式会社の概要は以下の通りです。
- 会社名: アスメック株式会社
- 所在地: 〒225-0015 横浜市青葉区荏田北3-1-2向山ビル3F
- 事業内容: 電子部品及び光学製品の輸入販売/車載関連製品の開発支援サポート/防犯カメラおよび録画機器の販売・設置
- 公式サイト: https://www.asmec.co.jp/
本記事はアスメック株式会社の発表をもとに作成されています。
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