ダイナトレックがAIエージェントFORMA開発 2026年12月提供へ
株式会社ダイナトレックは、ダッシュボード上の数値の変化を起点に業務データを分析し、担当者の判断や行動を支援するAIエージェント「FORMA(フォルマ)by DYNATREK」を開発しました。提供開始は2026年12月を予定しています。自社のデータ利活用基盤「DYNATREK BI Platform」とAIを連携させることで、大規模なデータ移行や新たなDWH(データウェアハウス)の構築を伴わずに導入できる仕組みを整えます。
既存の管理体系を維持しAIと業務データを連携
企業の業務データは基幹システムやCRM、設備、会計など複数のシステムに分散しており、集計条件や業務上の定義、閲覧権限も利用者の役職や所属によって異なります。「FORMA」は、データを移動させずに仮想的に統合する「DYNATREK BI Platform」(以下「DYNATREK」)の仕組みを介してAIと業務データを連携させます。
管理されているデータの定義や集計ルール、閲覧権限を引き継ぐため、AI専用にデータを再構成することなく、既存のダッシュボードや管理指標を起点とした分析が可能です。生成AIに投入するデータの抽出や加工も「DYNATREK」側で担うことで、個別システムの改修やデータ連携開発の負荷軽減を図ります。
変化の検知から対応候補の提示までを支援

「FORMA」は、数値の変化の検知から関連データの分析、確認事項や対応候補の提示までを一連の流れで支援します。
例えば営業実績が計画を上回った場合、関連データから変化の大きい項目や要因を抽出し、他クライアントへの展開や次の打ち手を提示します。利用者は対話形式で期間や商品、地域などの切り口を変えた追加分析の指示が可能で、結果はグラフやCSV形式で出力できます。これにより、従来は利用者が個別に行っていた原因分析や追加集計の一部を自動化し、データの確認から判断までの時間短縮を図ります。
代表取締役の佐伯 譲二氏は、AI利用のための新たなデータ基盤構築が企業の負担となる点に触れ、既存のデータ環境を大きく変更することなくAIを実際の業務で利用できるようにすることが開発の狙いであると述べています。
金融機関での実績基盤を活用し幅広い業種へ展開
「DYNATREK」は、地方銀行約30行でデータ利活用基盤として利用されています。「FORMA」でも役職や所属等に応じた閲覧権限を引き継ぎ、導入済みのAI環境への接続や社内ネットワークで運用するローカルLLMにも対応します。
金融機関での活用例として、預金・融資実績の変化要因を示す経営管理、顧客ニーズや提案候補リストの検討を支援する営業支援、過去の実績との照合や稟議書の下書き作成を行う融資業務などが挙げられています。
提供にあたっては、同社やパートナー企業の技術者であるFDE(Forward Deployed Engineer)が導入から定着までを支援します。金融機関のほか製造業、通信、電力、官公庁などへの展開を予定しています。
製品および提供概要
- 製品名:FORMA(フォルマ)by DYNATREK
- 提供開始:2026年12月予定
- 対象:一般企業および金融機関
- 提供形態:エンタープライズAI 環境との接続、社内ローカルLLM環境に対応
- 価格:オープン価格
株式会社ダイナトレックについて
- 本社所在地:〒106-0032 東京都港区六本木六丁目2番31号 六本木ヒルズノースタワー3階
- 代表者:代表取締役 佐伯 譲二
- 設立:1999年12月
- URL:https://www.dynatrek.co.jp/
本記事は株式会社ダイナトレックの発表をもとに作成しました。
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